532: ◆vmfmKqFvN2[saga]
2022/01/04(火) 23:04:56.22 ID:aOrqJ+YP0
神官「…自害した冒険者のほとんどは家の中。そうじゃない二人の者は……」
神官「あろうことか、ネリア様の前で自害したのです」
タリア「…そんな」
アンジェ「どうして…」
神官「そのお二人は母君を護衛していた最前線に立つ者でした。当然ネリア様も顔を覚えておいでです」
神官「母君が捕らわれた罪を娘の前で償う。そういう意図があるつもりでしょうが、正常とは思えない思考でした」
神官「お二人を救おうと、ネリア様は魔力に目覚めました」
神官「今もお二人の遺体に魔法をかけ続けておられます。ですが、もう……」
そこまで言うと神官さんは目を閉じる。
タリア「…学園じゃそんな様子見せたことなかったのに」
アンジェ「はい。むしろ明るく見えます」
神官「御学友のお二人の前では心配させないよう振る舞っていたのでしょう」
神官「ネリア様はもう二度と悲劇を繰り返さぬよう風の支援魔法を独学で習得なされました」
神官「冒険者を支援すれば賊から護れる人が増えると信じて…」
安価下2
1:小屋に入る
2:現在の母親の安否を尋ねる
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