43: ◆vmfmKqFvN2[saga]
2020/09/15(火) 14:56:08.58 ID:ZlucngcM0
マリア「タリアに反応したわ!」
グスタフ「よし、今からタリア・ハイレンだ!」
こうして僕はタリアとして生きていくことになった。
マリア「成長促進魔法でも使っちゃおうかしら」
グスタフ「それは一応禁忌魔法だろう。タリアを成長させるのは俺たちの使命だ」
マリア「冗談よ」
―― 5年後 ――
言葉の読み書きと発声が出来るようになって確信したことがある。
魔法があるということ。
それだけで僕の心はウキウキだった。退屈な病院で漫画を読んで魔法が使えたらと思ったことが何度もある。
そしたら両親は魔法適正がとてもあると評判高いときた。僕は二人の子供として注目されている。
嬉しいことだけど、正直恥ずかしいし目立ちたくない。
話は変わるが、ハイレン家は山の中にある豪邸で周囲を結界で護っているらしい。
マリア母さんは禁忌とされる魔法の研究資料を保管しているらしく、奪われないようにするためだとか。
グスタフ父さんは『魔木』と呼ばれる魔力を宿した木の伐採免許を持っている。
魔木の生態は未だに謎が多く、人を襲ったという事例もある。
それにより、勝手に魔木を伐採することは禁止されている。何もしなければ無害らしい。
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