952:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 12:20:02.41 ID:CUQQsgj40
商人「なるほど…バレない様に少女の姿になってるんだ?」
魔女「それも理由の一つじゃ…第一王女の顔は知れ渡っとるで」
商人「もうすこし隠れ潜んでおいた方が良さそうだね」
魔女「うむ…」
女海賊「どうする?宿屋帰る?」
魔女「わらわは城はもう飽きた…戻って酒場で噂を聞きたいのぅ」
盗賊「ヌハハ俺らはそっちのが合ってんな…帰るか」
『酒場』
ガヤガヤ ガヤガヤ
女海賊「そこら中でお祭り騒ぎだね…座る所無いじゃん」
魔女「元老院に溜まって居った物資を衛兵が配っておるそうじゃ…母上の計らいじゃな」
盗賊「こらしばらく続きそうだな」
魔女「しかし…剣士は修行を終えて見違える動きになったな?時空を我が物にしたかえ?」
剣士「一瞬だけね」
魔女「その力を魔術用語でラグスイッチと言うのじゃ…」
剣士「魔女の様に時空の先に居るのとは少し違うね」
魔女「わらわの場合魔術用語でピングが良いと言うのじゃがその違いが分かれば入門は卒業じゃのぅ」
女海賊「剣士を迎えに行ったらさ…修行で血だらけだったんだよ」
魔女「そうじゃろう…魔術師も自分と魔法の撃ちあいで火傷するで介添えが居らんと死んでしまう」
盗賊「そんだけ修行積んだ魔術師でも今日みたいに魔法反射されたら一瞬でやられるんだな」
魔女「剣士の持つ刀の効果を知らんかったのが運の尽きじゃな…至近距離で反射されては避けられぬ」
女海賊「止めを刺したのは私だよ」
魔女「氷を砕くという機転が利いたのはさすがじゃ…バラバラに砕け散って奴は何も出来んかった」
商人「あれが不明になってた魔術院長だったとするともう魔術師をリッチに出来る人が居なくなったと見て良い?」
魔女「そうじゃな…リッチはこれ以上増えんじゃろう」
商人「よし!徐々に追いつめてる…」
魔女「しかし父上が黒幕じゃとは…昔はやさしい父だったのじゃが…」
商人「そうと決まった訳じゃ無いでしょ」
魔女「思い当たる節が有ってのぅ…ハイエルフとなにやら交わし事をして居った事があるのじゃ」
商人「ハイエルフが絡む?」
魔女「師匠が言って居ったんじゃが人間の魔術をハイエルフに教えて何かをしようとして居った…今思えばその交わし事じゃな」
商人「じゃぁ魔術院長が教えたって事になる?」
魔女「恐らくな」
商人「ハイエルフまで絡むって謎が深まるばかりだ…」
魔女「父上はな…元は錬金術師じゃ…状況証拠が揃って居る」
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