886:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 11:41:59.06 ID:CUQQsgj40
『夜』
盗賊「よう!戻って来たぜ?魔女はどうした?」
情報屋「魔女は一人で墓場の方に行ったわ…なにか情報あった?」
盗賊「酒場の方に非番の兵隊が結構来ててな…強行軍で大分疲れていそうだ」
女海賊「ははーんそれで動きがノロイんだ」
盗賊「お前はずっと望遠鏡で覗いてたのか?」
女海賊「ちょっとだけね…トレビュシェットの組み立ては材料無くて止まってるっぽいよ」
盗賊「ん?なんだこりゃ?角?」
女海賊「あーそれ余ってる角に魔女がエンチャント付けてくれてさ…好きなの身に付けといて」
盗賊「何のエンチャントだ?」
女海賊「回復魔法だよ…ほら私は羊の角を腰に引っかけてるよ」
盗賊「おぉどれでも効果同じか?」
女海賊「重さに比例するってさ…角は元々軽いからどれも同じじゃね?」
盗賊「じゃぁこれとこれだな」
情報屋「あなたすぐに怪我するから沢山持ってて」
盗賊「分かってるって」
女海賊「商人は何買って来たの?」
商人「あまり良い物無くてね…塩と胡椒…それからこれはアラクネーの牙かな」
女海賊「お?」
盗賊「お前変な物に興味あるのな…」
女海賊「貸して…ふむふむ」ブン
商人「骨とか角よりも硬いって言われたよ」
女海賊「盗賊の持ってる弓貸して…これ使ってコンポジットボウに改造できるよ」
盗賊「俺は小さい弓じゃ無いと使わねぇぞ?」
女海賊「おけおけ今より小さくて強力に出来る…金属糸頂戴」
盗賊「おう…」
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