勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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884:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 11:40:57.16 ID:CUQQsgj40
『ハジ・マリ街道』


タッタッタ


町人「あんたら!!冒険者か?どっから来たんだ?」

盗賊「まぁそんな所だが…港町の方からここまで来た」

町人「ほーん…見た所手慣れの装備だな?」

盗賊「どうした?見知らぬ冒険者に声を掛けるったぁ何かあんだろ?」

町人「セントラルから来た兵隊がよぅ…魔物をけしかけて街の者に従うよう強制するんだ」

女戦士「それは聞き捨てならんな」

盗賊「魔物と言っても色々居るが…」

町人「頭が牛みたいなでっかい奴なんだ」

盗賊「そらミノタウロスだな…魔術師はどうしている?」

町人「ここらを守ってた魔術師はみんなあの聖堂の中に閉じこもってる」

女戦士「なぜその様な事になっておる?」

町人「領主の方針だよ…魔術院をシン・リーンに移設するらしいけど魔術師達が抵抗している」

女戦士「魔術師が居らん様になっては魔物からこの地を守る事なぞ出来んのじゃが…」

町人「兵隊を駐留させて経済成長させる狙いだとか」

盗賊「ほんで?俺達にミノタウロスを倒してくれって事なのか?」

町人「早い話そうなる…俺達武器持ってる奴が少ないんだピッチフォークくらいしか無い」

盗賊「ヌハハそれじゃミノタウロスは無理だな」

町人「それだけじゃ無いんだ…この辺は夜になるとグールが出て墓荒らしするんだ」

女戦士「うむ…そうじゃな魔術師が居らんとグールに支配されてしまうのぅ」

盗賊「人食い人種だっけか?ゾンビとか食らうんだよな?」

町人「知ってるなら話が早い」

女戦士「つまりじゃ…魔術師に帰って来てほしいのじゃろう?」

町人「まぁそこまで出来るとは思ってない…とりあえずあのでかい魔物を何とかしてほしい」

女戦士「わらわ達に任せて置け…全部解決してやるで」

盗賊「おいおいそんな事言って良いのか?」

女戦士「依頼は受けるよって主は宿に顔が効くのか?」

町人「宿のおかみは俺の幼馴染だ…何とか話をしても良い」

盗賊「そりゃ好都合だ…俺らが衛兵の目に付かない様にしてほしいもんだ」

町人「聞いてやる…付いて来い」



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