878:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 11:37:58.30 ID:CUQQsgj40
『日の出』
女海賊「はぁぁぁぁ時間忘れそう…ここって名もなき島みたいな感じ」
商人「朝食出来たよ…小麦でパンを焼いてきた…野菜と肉も挟んであるよ」
女戦士「おぉ良いのぅ」
商人「母さんの大好物だったんだ…毎日このパンを孤児院に持って来てくれた」
女海賊「あんがと…」モグ
チュンチュン
商人「あ!あんなところに鳥の巣が出来てる」
女戦士「女盗賊の友達かもしれんのぅ…」ポイポイ
女海賊「ここは平和だねー」
タッタッタ
盗賊「おぉぉ間に合った!!剣士!情報屋!早く来い…まだ日の出だな?」ハァハァ
女海賊「めちゃ綺麗だねココ」
盗賊「お!?墓もなかなか荘厳な感じになったな?」
女戦士「シャ・バクダの末裔にしては質素じゃが場所は最高じゃな」
盗賊「よう!!それより聞いてくれ…港町に新しい領主が来たらしいんだけどよ」
女戦士「元老の誰かじゃな…わらわが知って居るやもしれん」
盗賊「聞いて驚くな?そいつは魔術師の推薦でシャ・バクダから派遣されてる…どういう事かわかるか?」
女海賊「ぶっ!!…マジで?」
女戦士「最悪の者が領主になったと言うか…」
盗賊「女海賊ちょっとこっちの崖際に来てみろ…領主の砦が見えるんだ…その望遠鏡で覗いてみろ」
女海賊「え…どこ?」
盗賊「ギリギリ砦が見える…何か見えんか?」
女海賊「んんん…こんな朝っぱらから人なんか要る訳無いじゃん」
盗賊「あいつ何とかしねぇと又何かやらかすぞ?」
女戦士「これではっきりしたのぅ…内側から魔術院を滅しようとしておる様じゃな」
商人「魔術院さえ無くなれば女王の実権が無くなる?」
女戦士「元老院はまとまった兵を持って居らぬ…故にセントラル兵を使って居るな」
盗賊「こっちもぐちゃぐちゃだな」
971Res/1529.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20