勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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875:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 11:36:14.10 ID:CUQQsgj40
トンテンカン トンテンカン


盗賊「ぬぁぁぁうるせぇな…今度は何作ってんのよ」

女海賊「秘密兵器…」キュッキュッ

盗賊「望遠鏡か?えらく細い様だが?」

女海賊「ホムちゃん!ミスリル銀磨いて鏡の入れ物にしたよ…これに光の石入れれば良いんだよね?」

ホムンクルス「はい…あとはレンズで集光して筒から出る様に調整してください」

盗賊「んん?光をその筒から発射するんか?」

ホムンクルス「簡単なインドラの矢を発射する装置ですね…鏡の中で光を蓄えて発射する仕組みです」

女海賊「これさ…ずっと使わないと光貯め過ぎて爆発したりしない?」

ホムンクルス「ご安心ください…一定量を超えると光の石に再吸収されます」

女海賊「あーーなるほど」

ホムンクルス「光の最充填にどれくらい時間がかかるか分かりませんので使って試してみてください」

女海賊「これ撃てるの一発だけ?」

ホムンクルス「そうですね」

女海賊「じゃぁ望遠鏡と合わせて狙いを外さない様に調整しないとなぁ…」

盗賊「2連式クロスボウみたいになってりゃ良いんだけどな」

ホムンクルス「光は重力で少しだけ曲がりますのでご注意下さい…計算式はメモに書いておきます」カキカキ

女海賊「んん?これって…そっか見えてる分も曲がってるのか…てことは遠くに見える物ほど誤差が大きくなるんだね」

ホムンクルス「はい…」

盗賊「どんだけ遠く狙うつもりなのよ…」

女海賊「望遠鏡で見える範囲に決まってんじゃん」

盗賊「おま…10キロも20キロも先の物に当てるつもりなんか?」

女海賊「悪い?」

盗賊「マジか…そんなんで狙われたら命がいくつあっても足りん…神の武器になるぞ」

ホムンクルス「長距離でしたら大気による光の減衰で大きな威力は期待出来ません…木を燃やす程度ですね」

盗賊「それでも人殺すにゃ十分だ」

女海賊「んーーこれ望遠鏡で補正するのムリだなぁ…目盛り書くだけにしよっかな」

ホムンクルス「対象との距離で補正する量を記した目盛りが簡単でしょう」

女海賊「おけおけ…あとは引き金工夫してブレ無いようにする」カチャカチャ



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