勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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870:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 11:33:10.87 ID:CUQQsgj40
剣士「待って待って…どうして僕の避ける方向分かってる?」

女戦士「見えて居るからじゃが?」

剣士「あれ?魔女は何か訓練してる?」

女戦士「剣の訓練は初めてじゃ…魔術の訓練は何十年もやったがのぅ」

剣士「おかしいな…」ヒョイ ヒョイ

女戦士「普通じゃが?」

剣士「僕が動く前に魔女の目はそっちに向いてる…どうして?」

女戦士「詠唱短縮の効果じゃな」

剣士「どういう事?」

女戦士「魔術師は詠唱を短縮する為に少しだけ時空の先に居るのじゃ…わらわがノソノソ動く様に見えるのは主らに合わせて居るからじゃ」

剣士「それはどれくらい先?」

女戦士「1秒にも満たぬが…それほど影響があるのか?」

剣士「そういう事か…リッチと戦った時に違和感があったんだ」

女戦士「魔術師は精神と時の門でそういう修行をするのじゃ…相手よりどれだけ早く魔法を撃てるかが勝負じゃからな」

剣士「もう少し立ち合ってみよう」

女戦士「ふむ…いくぞよ?」



カンカンコン カンカンコン



盗賊「なんか俺もやりたくなってきたわ」ウズウズ

剣士「魔女は鍛えるとすごく強くなると思うよ」

盗賊「だな?俺がリッチの鎌の射程がおかしいと思ったのはそういう事だな?」

剣士「うん…1秒先に動かれてると思って戦わないといけない」

盗賊「1秒つったら連撃食らってもおかしく無ぇ」

女戦士「1秒も無いで安心せい…修行を極めても1秒には届かぬ」

剣士「それでも圧倒的有利だよ」

盗賊「見て避けるでは遅いな」

剣士「うん…感じて避けないといけない」




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