勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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850:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/05(木) 23:58:36.67 ID:UulvHEXE0
『甲板』


盗賊「うぁぁぁ…腹減った…何か食わせろい」ヨタヨタ

情報屋「あ!!あなた…もう動いて大丈夫?横になってて?何か持って行くから」

盗賊「ちっと風に当たりてぇんだ…デッキで寝転んでも良いだろ」ドタ

商人「焼き魚で良いかい?」

盗賊「何でも良い!腹減った」

ホムンクルス「造血剤も忘れずに飲んでください」

盗賊「まぁ心配ねぇ!いつもの事だ」

魔女「主は懲りん奴じゃのう…わらわの血は大事にせいよ?」

盗賊「ヌハハ今度は魔女の血が入ったか…俺も魔法が使える様になるか?」

情報屋「何バカな事言ってるの?」

盗賊「そういやよう…あの魔術師から良い物スったんだ…見ろ」ポイ

魔女「むむ!貝殻じゃな」

盗賊「それからコレだ…こりゃ何かの杖だろう?」

魔女「こりゃたまげた!幻惑の杖ではないか…精霊が持って居たと言われる杖じゃ…何故祖奴が持って居ったんじゃ?」

女海賊「ふーん…なるほどね」

魔女「何か知って居るのか?」

女海賊「前にあの屋敷に盗みに入った時にもさ…又ドロボウが来たとか言ってすぐ見つかっちゃったんだ」

魔女「ふむ…そういえばわらわが行った時もドロボウとか言って居ったな…」

女海賊「昨日も同じさ…私ら何も盗んでないよ」

盗賊「…て事はその魔術師が盗んでたって事か」

女海賊「時の王は気になる事も言ってたさ…魔術師に監視されてるってね」

魔女「時の王と黒の同胞団の関係は微妙なのかも知れんのぅ」

女海賊「そだね…多分時の王は黒の同胞団に利用されてんだね…何か良さそうなアイテム一杯有ったし」

盗賊「まぁこの杖は今の所俺が持ってんだし…魔女が使ったらどうだ?」

魔女「この杖はユニークアイテムじゃぞ?わらわが使って良いのじゃろうか?」

女海賊「精霊との思い出が詰まった時の王の持ち物だよ…返すのが筋だね」


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