勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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762:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/03(火) 00:50:16.46 ID:V1qeujs60
『深夜_貧民街』


スヤ スヤ


魔女「回復魔法!回復魔法!回復魔法!」ボワー

女戦士「魔女…アサシンが呼んでいるのだ…船に行ってくれ」

魔女「そうじゃな…ちと疲れたわい」

ホムンクルス「あとは私にお任せください」

魔女「日の出後に又くるで頼んだぞよ?」

ホムンクルス「はい…」



『貨物船_居室』


ガチャリ バタン


魔女「アサシンは居るか?何用じゃ?」ノソノソ

アサシン「来たか…実はな貴族居住区で建屋の中に入ったのだが様子がおかしい」

魔女「ほう?」

アサシン「貴族が何処にも見当たらないのと…貴金属のすべてが無い」

魔女「逃げられたという事じゃな?」

アサシン「どういう事だ?事前に忍び入った時にはまだ在った物が消えている」

魔女「…」

盗賊「他の建屋もカラだったぜ?」

アサシン「先日女子の救出に行った民兵も貴族の姿と資産を見ているのだが…今日はすっかり無くなっていると言う」

魔女「ふむ…魔術師が居った様じゃな」

盗賊「狭間に入って逃げたんか?」

魔女「その可能性もあるが資産をすべて運ぶのは難しいじゃろうて」

アサシン「他に心当たりがありそうだな?」

魔女「時限の門をくぐって過去を変えた者が居る様じゃのぅ…魔術師の禁じ手を犯した者が居る」

アサシン「時限の門?」

魔女「魔術師が修行をする精神と時の門というのが在ってな…それは時限の門の事を言うのじゃ」

魔女「時限の門はな…過去の自分に対峙するための門じゃ…そこで精神を鍛えるのじゃが…」

魔女「門をくぐりぬけてはならぬという掟がある…それを破った者が居るな…制裁せねばならん」

アサシン「それをくぐると過去に行くという事か?」

魔女「そうじゃ…魔力によって過去に行ける程度は変わるが…修行を積めば5日程度は戻れるのぅ」

盗賊「5日っちゃぁ俺達がここに来る前だな…そういや商隊で貴族の馬車を見た」

魔女「その中に紛れたのじゃな」

アサシン「私達はもっと前からここに居たのだが…はっ!勘違いしていたのか…女戦士の船から商隊が出て行ったと思っていたが…」

魔女「次元が交差しておるのぅ…記憶が塗り替わって行く前にメモに残すのじゃ」

アサシン「塗り替わる?」

魔女「そうじゃ貴族や貴金属がそこにあったという記憶が直にのうなる…今の目的も忘れてしまうやも知れんぞ?」

アサシン「分かった!今すぐメモに残す」

魔女「これで黒の同胞団の居所を何故掴めんのか分かったのぅ…巧妙に歴史を修正しとる」

アサシン「…それも書いておく」




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