勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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663:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/19(月) 21:19:27.02 ID:iNLvSB+c0
『宿屋』


魔女「ふぅ…髪の毛から砂が取れただけで大分スッキリしたわい」

案内人「着替えを買ってきて置いたぞ…ベットの上だ」

魔女「おぉ気が利く様になったのう…部屋から出ておれ…およ?下着も買って来たのか…要らんかったのにのぅ」

案内人「要らんだと?前はえらく怒ってたじゃねぇか」

魔女「砂漠では砂が下に入って痛いのじゃ…ここでは不要じゃ」

案内人「俺は女の事は分かんねぇ…勝手にしてくれ」ガチャリ バタン


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魔女「もう入って良いぞ?」

案内人「…」ガチャリ バタン

魔女「アサシンは遅いのぅ…城で何があったんじゃろう?」

案内人「さっき外で聞いたんだが城の方で爆発事故があったらしい」

魔女「いつの話じゃ?」

案内人「一昨日だそうだ」

魔女「2日も経っておるのにまだ鎮火して居らんのか…何が燃えて居るんじゃろうか?」

案内人「下水が破壊されて城まで水が運べないそうだ」

魔女「高台に城が在る故に消火出来ぬか…不便じゃな」

アサシン「戻った…」ガチャリ バタン

魔女「おぉ…どうじゃった?何が爆発したのじゃ?」

アサシン「城の真下だな…下水が立ち入り禁止になっていて詳細は不明だ」

魔女「やはりリリスかのぅ?」

アサシン「魔女…エリクサーはどれくらい残って居る?」

魔女「1瓶と少しじゃな…なぜそのような事を聞くのじゃ?」

アサシン「下水から海へ赤い液体が流れて行って居る…リリスの血では無いかと思う」

魔女「それは良くないのぅ」

アサシン「私はもうエリクサーを持って居ないのだ…黒死病に掛かってしまう様であれば一度フィン・イッシュに戻らねばならんな」

魔女「症状が出てから少しづつ飲めば10回は持ちそうじゃが?」

アサシン「あまりリスクを抱えたく無いな…今晩貴族特区に向かい壺を頂いて早めに引き返そう」

魔女「主はその場所を知っているのかえ?」

アサシン「貴族特区は屋敷が4棟しか無い…魔女の睡眠魔法を使って行けば探索は直ぐに終わる」

案内人「貴族特区に行くまで貴族居住区を抜けなければならないぞ?」

魔女「魔法は何度でも使える寄って気にせんでも良いが?」

アサシン「行くのはもう少し夜が更けてからだ…まだ間がある故酒場で食事を済ませておこう」



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