勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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659:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/19(月) 21:17:09.93 ID:iNLvSB+c0
『数分後』


魔女「回復魔法!回復魔法!回復魔法!」ボワー

案内人「血は止まったな…」

領事「…ぁぅぁぅ」グッタリ

魔女「神経を触られておるでな…しばらくショックが抜けんじゃろう…体も強張っておる」

アサシン「案内人…汚れた床を掃除しろ…反吐が出る」

案内人「お…おう…」イソイソ

アサシン「さて領事…盗賊ギルドのマスターは聞いた事があるだろう…私の事だ」

アサシン「セントラルの諜報員となれば知らぬ訳は無いな?我らの秘密を知ったからにはどうなるか想像つくな?」

領事「ぁひ…」ブルブル

アサシン「お前は女王に生かされて居るのだ…どう立ち回るのだ?」

魔女「こ奴はまだ話せぬ…質問は無駄じゃ」

アサシン「まぁ良い…見ている事だ…貴族は一人残らず居なくなるぞ?何故だか分かるか?」

アサシン「私は心臓を突かれても死なんな?不死者の王だからだ…私は貴族を一人残らず葬る力が在ると知れ」

領事「…」ゴクリ

アサシン「もう一つ教えてやる…お前は既に黒死病に感染している…だがお前にエリクサーをやる気は無い」

アサシン「ゆっくり死ぬか女王の慈悲にすがるかは自分で選べ」

魔女「もう良い…アサシン…行こうぞ」

アサシン「壺の行先が分かったのだ…慌てる事もあるまい」

魔女「領事の怯えた姿を見ていてわらわは落ち着かぬ…居心地が悪いのじゃ」

アサシン「心底腐った奴にはな…これでも足りんのだ」

魔女「主はまだやる気かえ?」

アサシン「口は封じておかねばならん…領事!答えろ…壺の秘密を洩らした者は誰だ?」

領事「いいいいい居ません…ぅぅっぅ」フリフリ

アサシン「案内人!領事の部屋に行って関係者の名前をすべて調べろ…家族もだ…皆殺しにする」

案内人「ええぇ!!?」

魔女「アサシン!やり過ぎじゃ…自国の者も居るじゃろうて」

アサシン「良いから調べて来い」スラーン

案内人「いいいいい今行って来る…」ダダダ

領事「だだ誰に…も教えて…居ない!本当だ…」ブルブル

アサシン「こういうのはな…生首を並べられて初めて本音が出るのだクックック」

魔女「アサシンこうするのはどうじゃ?わらわが領事に服従の呪いを掛ける故…それで許してくれぬか?」

アサシン「どんな効果なのだ?」

魔女「服従に背くと血が凍るのじゃ…こ奴の血が必要じゃが血の繋がった者はすべて凍る」

アサシン「ほう?人質が取れると言うのだな?」

魔女「わらわに免じて関係の無い者まで手に掛けるのは止めよ」

アサシン「領事!…そういう事らしい…救われたな?」

領事「あぅあぅ…」ブルブル



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