勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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646:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/19(月) 21:09:53.14 ID:iNLvSB+c0
魔女「…禁呪を使った影響で次元の狭間に迷い未来に飛んでしもうたのじゃ」

女王「そうだったのですね…では壺にリリスの子宮を封じるのは成功したのですね」

魔女「7年間この世界で何事も無く平和が続いたのは壺ごと未来に飛んだからかも知れぬ」

女王「でも無事に戻られて本当にほっとしています」

アサシン「そう安心しても居られない様なのだ」

魔女「そうじゃ…封印の壺を紛失してしもうた」

女王「それは先ほど領事に聞きました…盗掘に遭ってしまったと」

アサシン「シャ・バクダでは盗掘で生計を立てている者も多いから仕方の無い事ではある…特に壺となれば値も張る」

魔女「今探しておるが他にも沢山壺がある様でのぅ…見つからんのじゃ」

女王「黒死病の話も聞きましたが?関係しているのでしょうか?」

アサシン「その話だが…恐らく封印の壺が感染源になって居そうだ」

魔女「伝染病じゃからこれから感染者が増えてしまうよって手を打って置かんと拡大するぞよ?」

アサシン「エリクサーは量に限りがあるが少しなら入手が出来る」

女王「まずは感染の拡大を防ぐのが先ですね…どうすれば防げると思いますか?」

魔女「防げるかどうか分からんがくちばし付きの被り物で病を予防したと言うのは何かで読んだ事がある」

女王「被り物…マスクの事でしょうか?くちばしマスクでしたら趣向品で入手する事が出来ます」

アサシン「趣向品で良いのか?」

魔女「目と鼻と口が覆えれば良いのでは無かろうか?病気の専門家に聞いた方が良いな」

女王「分かりました…医者に聞いて手配を急がせます」

アサシン「壺はどう探す?」

女王「商隊の行先は陸路のセントラルか空路のフィン・イッシュどちらかです」

アサシン「壺の買い入れが多いのは?」

王女「税金の安いフィン・イッシュの方が儲かる筈ですが貴族は圧倒的にセントラルの方が多い」

魔女「どっちか分からんという事か…」

女王「はい…」

アサシン「やはり二手に分かれるか…女王は王都に戻る必要があるのだろう?」

女王「そうですね…私は公の会談以外でセントラルに行く事は出来ません」

アサシン「分かった…私と魔女でセントラルへ向かう…女王はエルフゾンビにエリクサーを融通してもらって王都に戻れ」

女王「エルフゾンビ…第2皇子はお元気ですか?」

アサシン「後で会わせてあげよう…見違えるほど元気にしている」

女王「そうですか…良かった」



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