勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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643:名無しNIPPER[sage]
2020/10/19(月) 21:08:02.10 ID:iNLvSB+c0
『数時間後』


なぜもっと早く知らせに来んのだ

探したんですがなかなか見つからなかったもので…

伝令は飛ばしたのか?

はい…定期便に乗せました


ドタドタ


魔女「来たようじゃのぅ?」

アサシン「…」

領事「これはこれはアサシン様と魔女様に御座いますね?」

アサシン「単刀直入に聞く…遺跡で壺を見ていないか?これくらいの大きさの壺だ」ゴソゴソ

領事「え…あ…あのですね」

魔女「知って居る様じゃな?話せ」

領事「紛失してしまったのです…」

アサシン「どこに行ったか分からないと言うのか?」

領事「先先日に我が国の考古学者と名乗った者が壺を持ち出したのですが…そのような者は我が国に居ませんでして…」

アサシン「なるほど…セントラル側に忍び込まれているという事か」

領事「恐らく…」

アサシン「シャ・バクダ街の方へは捜索に人を出しているか?」

領事「数名出していますが未だ行方知れずです」

アサシン「うーむ…的が絞れん」

領主「実は石造2体も紛失してしまって捜索中なのですが…もしかするとお二人の事ですかね?」

アサシン「石造の捜索はもうしなくて良い…壺に絞って欲しい」

領主「はぁぁぁ良かった…女王様に何と申し開きしようかと困って居たのです」ホッ

魔女「女王に石造の件は連絡しておるのか?」

領主「はい…出土したその日に伝令を飛ばしております」

魔女「こちらに来るかのぅ?」

領主「アサシン様と魔女様の関係でしたら直々に参られると思います」

魔女「では女王が来るまでは動けんのぅ…来るのは早くて1週間程か?」

領主「はい…大体それくらい掛かると思います」

アサシン「私は落ち着けんな…一人でシャ・バクダ街まで見に行って来る」

魔女「わらわは主の邪魔になりそうじゃな?」

アサシン「そうだな…一人の方が何かと融通が利く…魔女はこの辺で情報収集していてくれないか?」

魔女「おい男!!ラクダを用意せい…オアシスを回るぞ」

男「ええ!?俺!?俺はこの場所の管理を任されて…」

魔女「そんな仕事は領事にやらせておけ…早う準備せい!行くぞよ」

領事「オアシスのご案内は私めが…」

魔女「主は嘘付きの顔をしとるで信用できぬ…わらわは頭の回らん男の方が好きじゃ」

男「んん?俺のことか?」

領事「…」

魔女「何をしとるんじゃ早う行くぞ」ゴツン

男「あだっ…杖でどつくな…痛てぇな…」


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