603:名無しNIPPER[sage]
2020/10/15(木) 18:41:58.53 ID:6+J6cz5f0
『街道』
ワーイ ワーイ
魔女「人はまばらじゃが子供が走って居るのは良いのぅ」
王女「女性と子供達は軍船で海に逃れていたそうです」
魔女「学び舎を用意してやってはどうか?」
王女「そうですね…城の教会を学校にしましょうか」
アサシン「空き家はどうしているのだ?」
王女「兵に片づけさせて一時的に国が預かる形にしています」
アサシン「持ち主が何処に行ったか分からん様では仕方が無いか」
王女「近隣からの移民に与えようと思っています」
アサシン「ここに来れば住む場所も食料も困らん訳か…」
王女「それだけでは備蓄の3年しか持ちませんので皆で畑を耕しているのです」
アサシン「この国は海も山も川もあり豊かな国だ…シャ・バクダとは違うな」
王女「国を流れる川の源流…見えますでしょうか?」
アサシン「山づてに流れて来ている川だな?」
王女「あの川に龍神が住まうと言われこの国を守って居るのだそうです」
魔女「ほぅ…山から海へ流る川に龍神とな?それは竜宮に繋がっておるのじゃな?」
王女「ご存じでしたか…竜宮は海の中にあると言われております」
アサシン「海の竜といえばリヴァイアサン…伝説に過ぎんか」
王女「その名は他国の方がそう呼んだ名です」
魔女「この国では別の呼び名があるのじゃな?」
王女「九頭龍大神…善女龍王…俱利伽羅竜王…沢山居ますが総じて竜王と称されています」
魔女「まてよ…聖書にはリリスの下半身は竜であったと書いておったが関係は無いか?」
王女「ラミアの事でしょうか?善女龍王伝説がそれにあたります」
魔女「気になるのぅ…」
王女「善女龍王伝説でしたら城の書庫に資料があります…後ほどご覧になって下さい」
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