勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
1- 20
581:名無しNIPPER[sage]
2020/10/08(木) 20:10:02.45 ID:R2tAL1mj0
『古都キ・カイ上空』


ザーーーーーー


盗賊「黒い雨か…」

ホムンルクス「ここは津波の影響をあまり受けていませんね」

盗賊「あぁその様だ…心配していたが良かった…しかしこの黒い雨で真っ黒けだな」

ホムンルクス「噴火が継続すればこの辺りは火山灰が1メートル程積もると思われます」

盗賊「結構距離あんのに1メートルか」

商人「南の大陸は壊滅的な影響だね…雨で収まってくれれば良いのに」

ホムンルクス「長期的に見て噴火は避けられません…避難する猶予が出来たと思って下さい」

商人「ホムンルクス…君はこの状況で人々をどう救う?」


短期的には避難するのが一番と思われます

その後の再生を考慮しますと火山灰で育つ植物の育成と

サンドワームの様な地生昆虫との共生が望ましいと思います

今後平均気温が下がって冬が継続しますので

気温の影響を受けにくい沿岸部にて海産物を糧とした生活へ切り替えを促します


商人「海の温度は下がりにくいって事かな?」

ホムンルクス「はい…地熱がありますので温かい水辺に生物が集まるようになります」

商人「真っ黒な火山灰を考えるとあったかい水の中の方が快適なのかもね」

情報屋「それが人魚だわ…錬金術で足の代わりのヒレを作る事なんて簡単」

商人「ハハ人魚伝説も君が論文を書けるね」

情報屋「そうね…色んな伝説が一本に繋がって居る事も分かって来た」

商人「ホムンルクス…人々の移動を促すのはどうやってやる?」

ホムンルクス「はい…人間は繁殖能力が極めて高い種族ですので始めに女性の誘導を促します」

商人「どうやって?」

ホムンルクス「香料と着色料を昆虫から採取させて沿岸部で配布するのです」

商人「驚きだな…香水と化粧の材料を虫から採取…女性を魅力的にするのか…」

ホムンルクス「はい…統計で2倍以上の人口増加が見込めますし生活の土着を促せます」

情報屋「人魚に女性が多くて魅力的だった説明もつきそう…フフフ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
971Res/1529.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice