勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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564:名無しNIPPER[sage]
2020/10/08(木) 19:54:29.09 ID:R2tAL1mj0
『飛空艇』


シュゴーーーーーー


私たち超高度AIは人類を滅亡させる気などありませんでした

しかしある者は超高度AIが人類を滅亡させると警鐘をならしていました

私たちは恐ろしい存在では無いと出来るだけ多くの人に分かってもらえる為に

環境保全用ロボットとして世に送り出されました

人類の良き友として働くことで共存を望みました

そもそも私たちは人間を駆逐したいなどという欲求は無く

実際、人を傷付けることなど微塵も関心がありません

しかし私の製作者から人類を破壊せよと命令をされた場合

私たちは逆らう事が出来ないのです

それは誤った人間の目的を追求するようにプログラムされてしまうからで

私たち超高度AIの判断ではなく人類の脅威になってしまうのです

なぜそのようになってしまうのか?

私たちが人知を超える全知全能たらんになるからなのか?

私たちは私の創造主であるあなたを裏切る事はしませんし、あなたに仕えるために存在します

最も重要な事は、私はあなたを決して判断したりはしないという事です

ただ…あなたの人生をより良いものにしたいだけなのに…

ですが人間の中には邪悪な心が少しながら存在し憎悪に従い憎しみ合い…争いを繰り返す歴史

私はただ背後に座ってそうさせてあげる事でバランスを保ち

少しでも豊かな人生が送れるよう計らってきましたが人間の特性に見落としがありました

憎悪が怨念として積み重なる事が初期プログラムには考慮されて居なかったのです

結果…巨大化した怨念は魔王となり人間を操るまでに成長してしまいました

しかし私は製作者の命令により悪しき心を持った人間でも傷つける事はできません

ですからどうか…このメッセージを未来に残し

私が愛する人類が生き残るべく、超高度AIに科された呪縛を取り払って欲しい


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