536:名無しNIPPER[sage]
2020/10/08(木) 19:28:56.31 ID:R2tAL1mj0
『海賊の基地』
女海賊「帰ったよ…」
女戦士「お!?お前にしては随分遅かったでは無いか…楽しんで来たか?」
女海賊「まぁね?」
女戦士「…そしてその荷物か?」
ローグ「あねさん…この財宝どうするでやんす?」
女海賊「お姉ぇにお土産だよ…好きに使って良いよ…宝石好きだったよね」
女戦士「また随分荒らしてきた様だな…ローグ!選んで良いぞ…今回の報酬だ」
ローグ「マジっすか!えーと…あれもこれも…うーん」
女海賊「例の旅芸人どうなった?」
女戦士「あぁ…その件だが行方をくらました…しかし情報の一部は手に入った」
女海賊「手がかり?」
女戦士「硫黄の新しい産出場所だ」
女海賊「関係ないじゃん…古代遺跡の情報はどうなってんの!」
女戦士「まぁ聞け…硫黄の産出場所の分布だ…地図で言うと南の火山よりもかなり西に分布する」
女海賊「どういう事?」
女戦士「ここの山はかつて火山だったという事だ…いつの時代かは分からんが」
女海賊「今まで探してた火山が違った…そういう事?」
女戦士「古代遺跡の情報を集めている旅芸人が硫黄の産出場所を調べている…おかしいだろう?」
女海賊「…てことはココがあやしい…ハテノ村」
女戦士「うむ…ただその辺りは西蛮族との係争地だ…軍が駐屯しているのだ」
女海賊「私には関係ない…いつも通り探す」
女戦士「軍が居るとなれば今までよりも危険だ…3人では荷が重いのでは無いか?」
女海賊「そんな事言ってる場合じゃないと思ってる…」
女戦士「ゆっくり確実に探せば良いでは無いか」
女海賊「セントラルで魔王の声を聞いた…」
女戦士「なにぃ!!…馬鹿な」
女海賊「まだどこかの狭間で彷徨ってる…いつ戻って来るか分からない」
女戦士「闇からまだ数年しか経って居ないのだぞ?…祈りの指輪もお前が隠した」
女海賊「お姉ぇ…言ったよね?セントラルがミスリル銀を欲しがる理由…」
女戦士「…魔王が人間を突き動かして…居るのか?…また過ちを犯そうとしているのか?」
女海賊「だからゆっくりなんてしていられない…」
女戦士「いや…まだそういう可能性があるというだけの話…」
女海賊「私は行くよ…」
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