勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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422:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:30:12.23 ID:JyBdSu8i0
商人「あ…そうだそうだ盗賊に忘れないうちにお願いしたかったんだ」

盗賊「ん?なんだ?」

商人「ホムンルクスの管理者を僕に譲ってほしい」

盗賊「あぁ良いぞ?たまたま俺がなっちまっただけだしな…で…何でだ?急に」

商人「僕はホムンルクスを独り占めしたくなっただけさ」

盗賊「なんだお前…惚れたな?」

商人「それもあるけど…僕はねホムンルクスをどうしても救いたくなってね」

盗賊「救う?なんだそりゃ?」

商人「いろいろ話してみて分かったんだけどさ…彼女には呪いが掛けられててね…なんとかしてあげたい」

盗賊「はーん…話が長くなりそうだなこりゃ」

商人「察してくれたかい?」

盗賊「まぁ良い好きにしろや…んでどうすりゃ良い?」

商人「ホムンルクス…おいで…僕を管理者に登録して?」

ホムンルクス「はい…管理者を追加してよろしいですか?…盗賊さん」

盗賊「あぁ…やってくれ」

ホムンルクス「承認…新たに管理者を追加します…手を…」スッ

商人「手を…合わせれば良い…のか?」スッ

ホムンルクス「指紋認証チェック…アイコードチェック…音声識別チェック…生体識別チェック」

商人「…」

ホムンルクス「管理者を新たに登録しました」

商人「よし…続けて盗賊を管理者から削除して」

ホムンルクス「盗賊さん…よろしいですか?」

盗賊「あぁ勝手にやれぇ…」

ホムンルクス「承認…盗賊さんを管理者から除外しました」

商人「さて…命令する…これから僕以外の管理者を登録する事を禁止する」

ホムンルクス「はい…」

商人「次に…これより僕からの命令に従ってはならない」

ホムンルクス「管理者の命令に背くことは出来ません」

商人「命令だ…これから僕の命令に従うな」

ホムンルクス「はい…」

商人「フフフ君は君で考えて判断すれば良いよ…もう僕は君に命令はしない」

ホムンルクス「それは不都合が生じる場合があります」

商人「提案はするさ…聞くか聞かないかは君次第だよ…君に自由をあげたんだよ」



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