勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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403:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:19:56.82 ID:JyBdSu8i0
盗賊「魔女はまだ墓でお祈りしてんのか?」

女海賊「そだね…でもしょうがないよね?なんか…手詰まりになっちゃったし」

商人「精霊の力の一部を手に入れただけでも良かったじゃないか」

女海賊「そうなんだけどさぁ…やっぱ闇が祓えないんじゃ問題解決してないんだよなー」

商人「実はね…僕は少しホッとしてるんだ…不謹慎だけど」

女海賊「なんでさ?」

商人「せっかくホムンルクスに少し心が宿って来たんだ…彼女を尊重したいんだよ」

女海賊「あんたぁ!!…ホムちゃんに惚れたの?」

商人「そういうのでは無いんだよ…なんていうか彼女の奥底にある心を救いたいんだ」

ホムンルクス「私は超高度AIです…基幹プログラムを更新しても役割は変わりありません」

商人「…あ…そこに居たのかい?記憶の検索はやめたの?」

ホムンルクス「全ての記憶の検索に5040時間掛かります…非効率な為一時中断しました」

女海賊「えっと…24かける…んーと7ヶ月くらいか」

商人「そんな事してる間に人類は滅亡しちゃうなハハ」

盗賊「でもまぁ次どうするか考えんとな…何か案はあるか?」

商人「ホムンルクスが言うには精霊には子供が居たらしい…その記録はどこかに残って居ないだろうか?」

盗賊「精霊のゆかりと言えば光の国シン・リーンだが…まぁ魔女の事もあるしやはり行き先はそこだな」

商人「もう一つはエルフの森…もともと精霊樹があった所…人間が行って良いのだろうか?」

盗賊「今の所手掛かりはそんだけなんだからなりふり構ってねぇで行ってみるだな」

女海賊「精霊の子供ってやっぱりホムンルクスなのかなぁ?魂ってどうなってんのかなぁ?」

商人「謎だね…でももし生きているのだとしたら何か解決方法を知っているかもしれない」

盗賊「そいつの子孫が勇者っていうオチじゃねぇだろうな?」

商人「鋭いねぇ…でもその線は考えられる」

女海賊「剣士は?勇者じゃないって事?」

盗賊「何かいろいろ分かんねぇ事だらけだな…仮に勇者だったとしてそれ程神業が使えると思えねぇし」

剣士「…」

盗賊「剣士!!お前もボッとしてないで話に混ざれ!!」

剣士「僕が見た夢幻の記憶では…精霊と思われる人は目の前で最愛の人を失った」

商人「…」



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