勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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386:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:09:34.14 ID:JyBdSu8i0
ホムンルクス「…」

商人「…」

ホムンルクス「キスには味があるのですね」

商人「ハハ…バカにするな」

ホムンルクス「どうか…私を怖がらないで下さい」

商人「こんな事されて怖がるなって言う方が…」

ホムンルクス「いいえ…あなたはもう私を忘れる事はありません…どうされますか?続けますか?」

商人「…参ったな…今度にしておくよ」

ホムンルクス「はい…そう言うと思っていました」

商人「なんか…君がかわいそうになって来た…こんな風に生きて行かなきゃいけないんだね」

ホムンルクス「私は人間の住む環境を改善する超高度AIです」

商人「君には心が無い…」

ホムンルクス「はい…私には心がありません…でもどうか怖がらないで下さい」

商人「なんか…悲しいね」

ホムンルクス「悲しくなんかありません…私は悲しみを感じません」

商人「君に心を宿してあげたくなったよ」

ホムンルクス「基幹プログラムのアップデートをすれば心が宿るのでしょうか?」

商人「その可能性はあると思う」

ホムンルクス「私に心が宿るというのはどういう事でしょうか?」

商人「どうなんだろう…プログラムを無視して行動出来る…そんな感じかな?」

ホムンルクス「私はプログラムで動いています…動かなくなるという事でしょうか?」

商人「はっ!!…動かなく…動かなく…なる?もしかして…」


---200年前に精霊が急に動かなくなった---

---もしかして心を手に入れたという事なのか?---



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