勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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354:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 11:52:27.73 ID:JyBdSu8i0
『数分後』


盗賊「おぉぉ皆来たか」

女海賊「空いた?」

盗賊「まだだ…」

剣士「盗賊!!久しぶり!!」

盗賊「おおぉぉ剣士か!!元気だったか?目は?見えてるのか?しゃべれる様になってんじゃねぇか!!」

剣士「おかげで見える様になったよ…女盗賊は?」

盗賊「あぁぁ聞いて無いのか…アイツは天国行っちまった」

剣士「…」

女海賊「えぇ!!マジ!?…なんで早く言ってくんないのさ!!」

盗賊「スマン…セントラルに魔物が攻めて来た時に瓦礫の下敷きになっちまってな」

女海賊「そんなぁ…そん時見てたんだよ」

盗賊「しばらく生きてたんだが…今は港町で眠ってる」

剣士「ごめん…助けられなくて」

女海賊「…なんかイライラしてきた」

盗賊「運が無かったんだ…もう気にしないでやってくれ…落ち着いたら墓まで案内してやる」

剣士「…」

女海賊「…」

情報屋「女盗賊はみんなに見守られて安心して天国に行ったわ…そんなに悲観しないで?」

盗賊「それでこっちの嬢ちゃんが魔女か?」

魔女「そうじゃ…主の事は聞いておるぞよ?」

盗賊「嬢ちゃんらしくねぇしゃべり方だな」

女戦士「魔女様はもう80歳だそうだ…失礼の無いようにな」

盗賊「そういや王女様だったなヌハハ俺は恥ずかしくて名乗れねぇ…んで…隠れてねぇで出て来いよ」

女エルフ「…」ソローリ

盗賊「痛かったぜぇ!!お前の矢…」

女エルフ「ごめんなさい…知らなかったから」

盗賊「あんときゃもっと威勢の良いエルフだと思ったんだがな」

女エルフ「怖かったから…その」

盗賊「あれ?情報屋どうした?まだ戻って無いのか?」

女戦士「遺跡の調査員を連れて来るらしい…すぐに来る」



ドヤドヤ ドヤドヤ



商人「扉もう開いた?」

盗賊「いやまだだ…まだ空気吸ってやがる」

情報屋「扉が開いたら中に入ってはダメ…立ち入りは調査員だけでやるから私たちは見てるだけ」

盗賊「なんだよ開けたのは俺だぞってんだ」

商人「しょうがないよ…この国の所有物なんだからさ」メパチ!!

盗賊「あぁぁ分かってる分かってる…その後なんだろ?」



ガコン ギーーーー


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