勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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257:名無しNIPPER[sage]
2020/09/15(火) 00:56:11.70 ID:s4Ww8Seh0
情報屋「え…難しい質問…その情報は持ってないわ」

商人「ハハハ答えられないかwwww良いんだよ…そう言うと思ってたよ」

情報屋「私の方が聞きたいわ…その夢幻の記憶って言うのを」

商人「正直言うと僕も結構混乱しているんだ…どこからどこまでが正しいか分からないんだよ」

情報屋「アサシンが言うにはみんな同じ夢を見ているって言うけど…本当なの?」

商人「時間軸が違うだけだと思う…多分みんな同じさ」

情報屋「私は思い出せない…何かコツとかある?」

商人「そうだな…昨日見た夢は僕もなかなか思い出せない…そうじゃなくて生まれるよりももっと前を思い出す感じ」

情報屋「生まれた時の記憶も無いのにそんなことが出来るの?」

商人「記憶を探っているとある時…そういえば50年前にこんな事があったって急に思い出す」

情報屋「50年前…」

商人「その記憶に集中すると次々と色んな出来事を思い出す…すごく遠い記憶…でも覚えてる」


遠い記憶だから顔はうっすらとしか覚えていない

でもその時感じた感情や聞いた言葉はしっかり残ってる

僕が何をしたのかも…僕が誰だったのかも

ただ君が誰だったのかはなかなか思い出せないんだ


情報屋「君って…私のこと?」

商人「君もそうだし他の人もみんな…僕の記憶の中の誰だったのか中々紐づかないんだよ…不思議だよね?」

情報屋「そうね…その夢幻の記憶というのは幸せな記憶?」

商人「一言じゃ言えないかな…いつも苦しんでる…でもその中に幸せは確かに有った」

情報屋「そっか…私がいつも見る夢もそんな感じだった気がする」

商人「お?やっと自分の事を話し始めた…もっと教えて?」

情報屋「フフ情報ありがとう…とても興味深いお話だったわ」

商人「なんかズルいなぁ…結局君から何も聞き出せていない」

情報屋「じゃぁ一つだけ…私が生まれたのはずっと南の大陸にある古都キ・カイ」

商人「知ってる知ってる!超古代文明の遺跡がある所だね!!その話聞きたい!!もっとお話ししようよ」

情報屋「ウフフ…それじゃぁこれは知ってる?…」


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