247:名無しNIPPER[sage]
2020/09/15(火) 00:50:52.08 ID:s4Ww8Seh0
『居室』
ワイワイ ワイワイ
盗賊「はぁぁぁぁもう動けん」
アサシン「まぁ上手く逃げられたのだから良いでは無いか」
盗賊「俺たち以外に船に乗ってるのは女と子供だけ…なんでこうなった?」
少年「僕は人数に数えられて無いんだ?」
盗賊「半人前にもならん!子供と同じだ」
アサシン「なってしまった事は仕方がない」
盗賊「あのネーちゃんは誰だ?」
アサシン「情報屋でな…盗賊ギルドの幹部に当たる」
盗賊「そいつしか居なかったのか?」
アサシン「どうも私は嫌われている様でな…付いてきたのは情報屋だけという訳だ」
盗賊「…ま、そらそうだわな…お前の顔を見てギルマスだと知る者がどれくらい居るのか…」
アサシン「言うなよ」
盗賊「おい!情報屋!!何か言ってみろ」
情報屋「あんた…気安く物言いしないでくれる!?」
盗賊「ヌハハ悪い悪い…まぁ肉でも食って機嫌直せ…ほれ」ポイ
アサシン「二人とも口は悪いが信用出来る…仲良くやってほしい」
盗賊「…で?アサシンは粗方情報貰ってんだろ?」
アサシン「まずこれを見てくれ」パサ
盗賊「人相書きだな…俺のは見たが他にもあんのか?」
アサシン「剣士と女海賊…それからシャ・バクダに居るはずの女戦士ともう一人謎の女」
盗賊「ぬはは良く似てるな…この謎の女は見た事ねぇな」
アサシン「まだある…私と女盗賊…娘達まで…白狼の盗賊団一味という事で特定指名手配されているのだ」
盗賊「うはぁぁ…もうセントラルには行けねぇな」
アサシン「だから娘4人と子供たちを連れて来ざるを得なかった」
盗賊「なるほどな…共通するのは酒場のマスターだ…口は堅いと思っていたんだがな」
アサシン「本題はここからだ」
アサシン「魔物襲撃事件の当日…白狼の盗賊団を多数の人間が目撃しているのだ」
盗賊「…やっぱりそうか…俺もその噂は聞いたぞ」
アサシン「セントラルでは国王の崩御と法王の変死はまだ公開されていない」
アサシン「噂では白狼の盗賊団による暗殺という風になってしまっているのだ」
アサシン「さらに魔物襲撃も…空が落ちた件もすべて…白狼の盗賊団の仕業という事になっている」
盗賊「えらく有名になったもんだ…なにもしてないんだが」
アサシン「まぁ第一皇子と第二皇子の覇権争いの最中だ…当然の流れとも言える」
盗賊「ギルドの方には迷惑かかってないか?」
971Res/1529.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20