204:名無しNIPPER[sage]
2020/09/15(火) 00:28:44.13 ID:s4Ww8Seh0
『気球』
ビョーーーウ バサバサ
女海賊「高度安定!進路よし!定常飛行!」
女戦士「おい!なぜ望遠鏡が分解されているのだ?」
女海賊「あー秘密兵器作ってる」
女戦士「私の望遠鏡を勝手に持ち出して分解をするな!」
女海賊「ちょっと待って!…この黒い布の上にレンズ置いて…剣士!?これに千里眼やってみて?」
剣士「え?誰の?」
女海賊「はぁ?誰のって…指輪持ってる奴探すんじゃないの?」
剣士「どこにいるか分からない人の目なんか見えないよ…」
女海賊「ちょいちょいちょい…それじゃ役に立たないじゃん!誰か知ってる人居ないの?」
剣士「知ってる人…知ってる人…女盗賊くらいしか居ない」
女海賊「セントラルか…まぁ誰でもいいや千里眼やってみて!」
剣士「ちょっと待って…匂いを思い出す」
女海賊「匂い?そんなんで良いの?」
剣士「千里眼!」
女海賊「…」
女戦士「何か見えるか?」
女海賊「アレ?おっかしいなぁ…魔術書にはさぁ…本来水晶に映して使うって書いてたんだけどさぁ」
女戦士「レンズは水晶では無いぞ?使い方を間違っているのではないか?」
女海賊「使い方…お!!ピーンと来たぞ…女エルフ!照明魔法やって!」
女エルフ「え!?照明魔法!」ピカー
女海賊「この光をレンズに通して…壁に映す!!どうよ?」
女戦士「む…何か見えるな…ピントをしっかり合わせろ」
女海賊「こうかな?」
女戦士「…走っている?いや…逃げているな…何だ?」
女海賊「え?なんか様子が変だ…!!振り返った…」
女エルフ「ドラゴン!?」
女戦士「レンズを動かすな!!こ…これは!!まさかもうドラゴンがセントラルに!?」
女海賊「まずいじゃん…どうしよどうしよ」
女戦士「アダマンタイトを使え!!」
女海賊「おっけ!…狭間に入るよ?」サー
女戦士「千里眼の動きが遅くなった…成功の様だな?」
女海賊「でもさぁ周り真っ黒で方向分かんなくなる…風に流されていないか心配」
女戦士「磁石は使えんのか?」
女海賊「ダメ…試してみたら磁石がクルクル回る」
剣士「大丈夫!この方向で合ってる」
女海賊「あんた方向分かんの?」
剣士「千里眼の感じる方向が分かる」
女海賊「じゃ気球の操作はあんたがやって?縦帆の動かし方は分かるでしょ?」
剣士「分かった」
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