200:名無しNIPPER[sage]
2020/09/15(火) 00:26:54.30 ID:s4Ww8Seh0
『星の観測所』
ジュー ジュー
女海賊「ほら!あんたも気取ってないで食えよ…山賊焼きってんだホイ」ポイ
女エルフ「私は…」
女海賊「生の川魚よりよっぽど旨いよ?」モグモグ
女戦士「人間はこうやって精を付けるんだ…一回食べてみたらどうだ?」
女エルフ「…」パク
女戦士「剣士はまだ横になっているのか?」
女海賊「呼んでこよっか?」
女戦士「いや…女エルフ?剣士にも肉を持って行ってやってくれ」
女海賊「おっとぉ!!剣士はさぁ…こういう骨付きの肉が好きなんだぁホイ」ポイ
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女エルフ「剣士?起きてる?食事持ってきた」
剣士「うん…ありがとう」モグ
女エルフ「体調はどう?」
剣士「大丈夫だよ…あのサボテンの根だっけ?あれ良いね」
女エルフ「フフ美味しくは無いけどね」
剣士「君は肉を食べてみた?」
女エルフ「少しだけね」
剣士「僕は焼いた肉がちょっと苦手かな…でも慣れないといけないと思って食べてる」
女エルフ「慣れる?」
剣士「人間のやり方を少しでも真似てみないと生きていけないよ…」
女エルフ「私も慣れないといけないのかな?」
僕は小さい頃にね…自分は母さんと同じウルフだって信じ込んでいたんだ
ある時森の中に迷った人間が来たことがあってね
その人は僕を抱き上げて連れて帰ろうとしたんだ
びっくりしたよ
まさかウルフを怖がらないで抱き上げるなんて思わなかった
その時母さんが教えてくれた
僕は人間と同じ姿をしているんだって
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