勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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159:名無しNIPPER[sage]
2020/09/15(火) 00:02:00.84 ID:s4Ww8Seh0
女海賊「もう3日もここに居るのに全然お腹空かないね」

女戦士「そろそろ飽きたか?」

女海賊「あんまり休んでるとさぁ…落ち着かない」

女戦士「本でも読んだらどうだ?」

女海賊「今魔術書読んでるんだけどさぁ…文字が多すぎて途中でイヤになる」

女戦士「お前が魔術書を読むとは意外だな」

女海賊「はっきし言ってクッソ面白くねぇ!!でも重力と磁力の秘密が書いてあんのよ」

女戦士「ほう…それは興味あるな…その魔術書は持って帰れるのか?」

女海賊「写本だから持って帰って良いってさ…その代わり全部読めって言われた」

女戦士「それを読んだらお前も魔術師か?」

女海賊「無理っぽい…精神の修行がなんたらかんたら…私には絶対ムリなやつ」

女戦士「我慢する系の奴だな…まぁお前向きでは無いな」

女海賊「剣士ってさぁ…ずっとあそこでブツブツ言ってるけど大丈夫なん?」

女戦士「随分落ち着いて来たように見えるが?」

女海賊「女エルフが寄り添ってんのが気に入らんムキーーー」

女戦士「ハハ嫉妬か?聞こえてるぞ?あれは見えてる物が何なのか教えているんだ…」

女海賊「元の世界はまだ夜中だよね?何が見えてるんだか…」

女戦士「察するに森の中で何かしているのだろうな…もしかすると人間と戦っているのかもしれん」

女海賊「初めて見るにしちゃぁ優しい絵じゃないね」

女戦士「まぁ…祈りの指輪の在りかが見えてるとなると私も黙っている訳には行かなくなった」

女海賊「奪うつもり?」

女戦士「場合によってはな…人間やダークエルフの手に渡るのはマズイ」

女海賊「魔女の婆ちゃんは戦争の事知ってんのかな?」

女戦士「知らん訳が無いだろう…千里眼ですべてお見通しだ」

女海賊「あーーピーンと来た!!法王庁がなんで魔女狩りをするのか…」

女戦士「今頃気付いたのかお前は…」

女海賊「なんで夜行動するのかも…狭間に逃げ込まれるのを追う為なんだ…」

女戦士「その通りだ」

女海賊「んーむ…やっぱり狭間をコントロールする装置作りたいなぁ…」



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