勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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156:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 23:59:34.20 ID:JwosRg690
女海賊「う〜ん…どうやってくっ付いてるんだぁ?」

女戦士「…」

女海賊「何見てんの?」

女戦士「お前は休むって事が出来んのか?さっきから何をしている?」

女海賊「この塔の壁ってさぁ…何で出来てんの?」

女戦士「アダマンタイトという石だそうだ…ドワーフが生んだミスリルの様な物だ」

女海賊「なんそれ?聞いたこと無い」

女戦士「古代魔術の遺産で製法は消失したと聞いた」

女海賊「お姉ぇ何で知ってんの?」

女戦士「前来たときにアサシンが魔女に同じ質問をしたのだ…同じ物がシャ・バクダ遺跡にもあるらしい」

女海賊「へぇ〜…てことはシャ・バクダ遺跡に行けば手に入るんだね?」

女戦士「何に使う気だ?」

女海賊「これみて?」カチン!

女戦士「ん?磁石がくっつく?それがどうした?」

女海賊「取ってみてよ」

女戦士「ふん!…む!取れんな」

女海賊「磁石を90°回してみて?」

女海賊「こうか?」ポトリ

女海賊「不思議でしょ?」

女戦士「お前は天才かもしれんな…これは上手く使えば色々な物が作れる」

女海賊「これさぁ…アサシンに報告した方が良いと思うんだよね」

魔女「おやめなさい…それは危険な物です」

女海賊「魔女の婆ちゃん…なんでさ?」

魔女「アダマンタイトは狭間と密接な関係を持つのです…狭間を不用意に引き付けるのはとても危険な事です」

女海賊「狭間を引き付ける?」

魔女「古代の魔術師は魔方陣の代わりにアダマンタイトを使って狭間を引き寄せ魔法を使っていたのです」

魔女「狭間を遠ざける事を忘れてしまうと狭間から魔物が這い出てきてしまうのです」

女海賊「むむ!裏を返せば狭間の近い所にはアダマンタイトが眠ってるという事だね?」

魔女「古代の忘れ物でしょう」

女海賊「はっは〜ん…この魔女の塔はアダマンタイトで出来ているから狭間の深い所にある!」

魔女「あなたは意外と賢いのですね…悪いことは言いませんからアダマンタイトを使うのはおやめなさい」

女海賊「わかったよ!!最後に一個教えて?狭間を遠ざけるのは磁力を90°回転させる…で合ってる?」

魔女「世界中の狭間を遠ざけるのはとても難しい事ですよ?」

女海賊「答えになってないけど…まいっか!!ありがとね」



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