154:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 23:58:35.22 ID:JwosRg690
あなたを育てた母の白狼は遥か昔から精霊樹を守る犬神の末裔なのです
そしてエルフが最も信頼しているのも白狼
あなたは理由があって瞳を奪われた後に
森から追放されたのではなく最も信頼のおける白狼へ預けられたのです
その時エルフは白狼に伝えました
瞳が必要になった時に魔女を訪ね千里眼を求めなさいと
なぜならその魔法が求める物に導くから
私は18年前にここに訪れたエルフに話を聞き
約束を果たせる時を待っていました
今がその時です…私の定命が尽きてしまう前で本当に良かった
女戦士「魔女様…お体を…」
魔女「私の命はもう長くはありません…人間が200年以上も生き永らえるのは狭間に居るお陰」
魔女「しかしそれもそろそろ限界でしょう」
剣士「僕は…千里眼を使ってどうすれば?」
魔女「あなたの瞳を追うのです…その先に祈りの指輪があります」
剣士「祈りの指輪で僕の瞳を求める?それで良いのですか?」
魔女「そう…あなたの瞳を持っている者こそ…あなたの本当の母」
剣士「母…」
魔女「あなたの母はその指輪で精霊を祈り、そして指輪を守り、あなたの瞳も守り続けています」
女エルフ「マザーエルフ…」
魔女「瞳が戻ったならば再びここを訪れなさい…精霊の魂を解放する術を教えます」
剣士「どうして僕の瞳を奪う必要があったんだろう…」
魔女「それは直ぐにわかりますよ…心配しないで?」
剣士「なんか…生い立ちを聞いてしまうと…僕が僕では無くなる様な感じが…する」
魔女「話が長くなってしまいましたね?ゆっくりしていきなさい?ここは時間がゆっくり流れているから…」
剣士「本当の母…どうして母さんは僕を捨てたの?」
女戦士「…剣士!少し休もうか…頭を整理した方が良い!明日の朝に出発だとすると5日間ここで休める」
女海賊「え?何言ってんの?お姉ぇ…狂った?」
魔女「ここの1日はあなた達の世界のたった2時間…ゆっくりして行って良いのです」
女戦士「そうだ…5日もあればゆっくり魔女と話が出来る」
魔女「焦らなくても良いのです…」
女海賊「マジかぁぁ!!やっと休めるぅ…ん?待てよ…」
女海賊「魔女は200歳だったとして1日が12倍て事は…2400年分の時間をここで過ごしてる?」
女海賊「ん?逆か?ここで200年分歳を取ってるって事は…16年しか経ってない?」
女海賊「いや…まてよ?16年分はどこで経つ?あああぁこんがらがってきた…もっかい最初から」
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