153:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 23:58:05.30 ID:JwosRg690
『魔女の塔』
女海賊「え?どうなってんの?なんで昼間?」
女エルフ「エルフの森と同じフフフ」
女海賊「お花畑の真ん中にポツンと…塔?こんなん地図に無いぞ?」
”お上がりなさい”
女戦士「許可が出た…上がるぞ」テクテク
女海賊「なんかちょーすごくない?この塔って何で出来てる?石?鉄?」
女戦士「私も初めて来たときは驚いた」
女海賊「アサシンと一緒だったんだよね?隠してたなんてズルい!!」
女戦士「お前に話すと一人で探しにくるだろうに…言わんで正解だ」
女海賊「…あの椅子に座ってるお婆ちゃんが魔女?」
女戦士「そうだ…挨拶するぞ…魔女様…突然の訪問をお許しください」
魔女「良いのです…さぁ皆さん椅子にお掛けになって?」
女戦士「はい…」
魔女「ゆっくりして行って良いのですよ?」
女戦士「先ほど私たちを待っていたとおっしゃった様ですが?」
魔女「あなた…」
女戦士「??」キョロ
魔女「千里眼を求めてここに来ましたね?」
剣士「え!?あ…はい」
魔女「千里眼は光の魔法…これを授けるのは簡単な事です」
剣士「見えるという事がどういう事なのか知りたい…教えてください」
魔女「この魔法はあなたの目を治す物ではありません」
剣士「それでも良いです」
魔女「あなたの瞳は奪われたのです…奪われたその瞳の先を見ることが出来るでしょう」
剣士「え?」
女海賊「奪われたって…どうやって?」
魔女「祈りの指輪で光を奪われたのです」
女戦士「祈りの指輪だと!!…これはとんだ所で情報が入ってきたな…」
剣士「どうして僕の瞳を奪う必要が?」
魔女「それはいづれ分かる事でしょう…今は知る時ではありません」
女海賊「今教えてくれてもいーじゃん」
魔女「理由があるのです…あなたはとても大切な人…乗り越えなくてはならない試練があるのです」
女戦士「失礼ですが…魔女様はそれを知っていたという事ですか?」
魔女「18年前…あなたが光を奪われた時から私を求めここに導かれることは決まっていました…」
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