勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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150:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 23:56:28.21 ID:JwosRg690
『追憶の森』

ホーホー ホーホー

妖精「こっちだよ」ヒラヒラ

女海賊「あ!!ちょい待ち…馬車が停めてある」

女戦士「ん?…あれは王家の馬車だな…ちとまずいな」

女海賊「魔女に先客かな?」

剣士「…」クンクン

女海賊「む!剣士がクンクンしてる…誰かいるぞ?」

女戦士「隠れてやり過ごす!こっちの影へ…」タッタッタ

剣士「10人位馬車の方向…」


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近衛兵「姫様…一旦お隠れにならなければここも危ないのです」

姫「わらわは行きとうない!ここに隠れておった方が安全じゃ」

近衛兵「お父上の命令にございます…わがままを言わないで下さい」

姫「何が来ようと狭間に居った方が安全じゃと言うておる」

近衛兵「ですから姫様…エルフ達は狭間に来る事もあると言う事なのです」

姫「エルフはわらわ達の仲間じゃ…攻めて来る訳がなかろう」

近衛兵「そういう状況ではなくなっているのです」

姫「攻めて来る理由が無いではないか!!」

近衛兵「姫を拘束し取引に利用される可能性があるのです」

姫「馬鹿げておる!!エルフは誇り高き種じゃ!!その様な卑怯な事は絶対にせん!!」

近衛兵「…今魔術師達は魔術院の方へ集まっております…そちらの方がここよりも安全とのご判断」

姫「どれくらいここを離れるのじゃ?わらわはまだ修行中であるぞ?」

近衛兵「中央セントラルとエルフの戦争が終結するまでにございます」

姫「わらわ達はエルフの仲間では無いのか?エルフに加勢するのが義であろう?」

近衛兵「状況はそう簡単ではないので御座います…ご理解いただきたい」

姫「父上にわらわが直接話す!もう帥とは話しとう無い」

近衛兵「ささ…馬車の方へ」

姫「これ!!無礼者!!触るでない!!」ペシン


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