勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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147:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 23:54:40.22 ID:JwosRg690
『気球2日目』

ビョーーーーウ バサバサ

女戦士「そろそろ森の切れ目だ…流石に早いな」

女海賊「えっと!高度下げ始めるよ?もう薪が無い…うぅぅさぶさぶ」ブルブル

女戦士「正面少し右にシン・リーンの城が見えている」

女海賊「んん?どこどこ〜?あぁぁアレだな?木に囲まれてて分かり難いねぇ」

女戦士「城までは行くな…面倒事が起きる」

女海賊「アイアイサー!!ちょい手前の林に着陸する」

女戦士「丁度日暮れで隠すのに手間が要らんな…城の手前から林を少し入った所に追憶の森という場所がある」

女海賊「魔女が居る場所?」

女戦士「普通の人間では行く事の出来ない狭間の深い所に繋がっているのだ」

女海賊「妖精!!出てこい!!お前の出番だぞ!!」

剣士「妖精は今居ないよ?」

女海賊「最近ずっと出てこないじゃん!何やってんの?」

女エルフ「ずっと私の胸の中に居るけれど…空の上は狭間が遠い」

剣士「もう少し森に近づけば出て来るよ」

女海賊「もしかしてシャ・バクダからずっと狭間が遠かったん?」

剣士「星の観測所周辺は不思議とまったく狭間を感じなかった」

女海賊「私らはみんな半分魔物だから心配しなくておっけ?」

女戦士「場所は分かっている…行けば魔女が導いてくれる事を願うだな」

女海賊「あのさぁ…精霊の像もそこにあるって前にアサシンが言ってたんだけど見れるかなぁ?」

女戦士「無理だ…光の国シン・リーン王家の祭事の時にだけ一般公開がある…今はその時では無い」

女海賊「残念…見たかったなぁ」

女戦士「精霊の像が安置されている祠は厳重に警備されているから避けて通る」

女エルフ「精霊の魂が宿ると言われている像…」

女戦士「アサシンが言うにはそこに魂は宿っていないそうだ」

女エルフ「夢幻…」

女戦士「そう…魂は夢幻に閉じ込められたまま…その像はただ眠っているのだそうだ」

女海賊「大分高度下がってきたよ?あったかくなってきたぁ!!」



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