勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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144:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 23:52:58.37 ID:JwosRg690
『気球1日目』

---朝---

女戦士「日の出だ…今は丁度エルフの森の真上当たりでは無いか?」

女海賊「んんん森ばっかで何も見えないなぁ…」

女エルフ「私も見たい」

女海賊「おっけ…ほい」

女戦士「それにしても寒いな」

女海賊「やっぱちょっと薪が足りないなぁ…高度下げると遅くなるし…」

女戦士「お前は爆弾の材料を持ち歩いていたな?」

女海賊「あるよ」

女戦士「砂鉄、塩水、木炭、砂…これで暖を取れる」

女海賊「お!?全部爆弾の材料だ…混ぜれば良い?」

女戦士「砂鉄が7割だな…後は適当に皮袋に詰めて混ぜろ…いくつ作れる?」

女海賊「2つかな…砂鉄が足りないよ」コネコネ

女戦士「毛布の中に入れておけば大分違う筈だ」

女海賊「お!?あったかくなってきたぞぉ!!」コネコネ

女戦士「お前は少し寝ておけ…寝てないのだろう?」

女海賊「うん…ちょっと寝る〜ふぁ〜あ」ムニャ

女戦士「女エルフ!何か見えるか?」

女エルフ「いいえ」

女戦士「上から望遠鏡で見る森はいつもと違うか?」

女エルフ「現在地が分からない…見慣れている筈なのに…」

女戦士「そうか…遠すぎると森の感覚も分からんか」

女エルフ「森を自在に走っていた筈なのに…ここから見るとなんて私は小さかったのだろうと思う」

女エルフ「ハッ!!」キョロ

女戦士「ん?どうした?」

女エルフ「私…今誰とお話を…え?」

女戦士「どうしたんだ?急に?…ん?泣いているのか?」

女エルフ「夢?…」

女戦士「既視感でもあったのか?」

女エルフ「私…どうして涙が?」フキフキ



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