43: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/14(月) 21:21:58.43 ID:Od9IjqsH0
プロデューサーのざっくりしたスケジュールに、私はゴーサインを出す。
チームの道標は決まった。あとは詳細を詰めていく作業へ移る。
チームが、事務所が、人々が、慌ただしく動いていく。私の新しいスケジュールは徐々に、密に埋まっていく。
それが私にはありがたかった。
なぜならPさんのことを思い出さずに、済むから。
私が私であるために今は、仕事にまい進する。
それが今私に求められていることだと、勝手に思っていた。
仕事にレッスンに、私は時間を割いていく。Pさんを想いつらくなることは少なくなり、それは見事に成功しているようだった。
仕事に私を捧げ、半年が過ぎた。
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