765楽園sideL2話ルート育
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16: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/09/10(木) 04:18:23.92 ID:AgSNqDxh0
育「そこまで見られたんなら仕方ないかあ。実はわたし、魔法が使えるんだ」

実際みたので信じるしかない。てか昨日言ってたな。

P「そうか」

育「おどろかないの?」

P「理解が追いついてない感じだ」

育「えっとね、ってわわっ」

育坊は、急に俺の胸に体を預けるようによろめいた。

P「大丈夫か?」

育「うん、ごめんなさい。さっき魔法を使いすぎちゃって。なんとか柔らかい砂場には着地できたんだけど」

P「もしかして桃子を助けてくれたのも」

育「そう、わたしだよ。さすがにトラックを動かすのはやりすぎたみたい」

P「育坊のおかげだったんだな。ありがとう」

育「ううん、桃子ちゃんが無事でよかったよ」

P「で、やっぱり魔法使うと体力が減るのか?」

育「うん、だから……抱っこして」

P「え?」

育「わたしの魔法はね、愛を感じると回復するの。だから抱っこしてほしいな」

P「こ、こうか?」

育を抱きしめる。その瞬間、ミルクのようなあまい香りが鼻孔をくすぐった。

手を回すと子ども特有の細い体躯を感じられる。

愛おしくなって頭をなでた。

育「ふう……ありがとう、Pさん。だいぶよくなったよ」

P「これぐらいならお安い御用だ」

育「なんかすっごくドキドキしちゃった」

P「俺もだよ」


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