1: ◆PknhD1Oqxw[saga]
2020/09/10(木) 00:37:49.52 ID:dDCR230O0
短いやつ
初投稿です
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆PknhD1Oqxw[saga]
2020/09/10(木) 00:40:31.05 ID:dDCR230O0
プロデューサーさん、す…好きです。その…異性として…」
言った。言ってしまった。
体の全部が心臓になったんじゃないかってくらい鼓動の音がうるさくて、
3: ◆PknhD1Oqxw[saga]
2020/09/10(木) 00:41:23.12 ID:dDCR230O0
劇場の事務室には、私、北沢志保とプロデューサーさんの二人きり。
自己レッスンのために無理を言って残らせてもらったので、時刻はすでに21時を回っており、
私たち以外は誰もいない。静寂の中、時計の針の音だけが部屋に響く。
4: ◆PknhD1Oqxw[saga]
2020/09/10(木) 00:42:18.33 ID:dDCR230O0
いきなり告白なんて我ながらずいぶんと思い切ったことをしたものだ。
こんなことになったのも役作りのためにと百合子さんから借りた恋愛漫画や小説が原因だ。
半ば押し付けられたような形だった。
5: ◆PknhD1Oqxw[saga]
2020/09/10(木) 00:43:30.33 ID:dDCR230O0
それらの作品群は百合子さんが太鼓判を押すだけあってとても面白い作品ばかりだった。
“憧れのカレとドキドキデート“ ”意中のあの人と二人きり“
……恋なんて自分にはどこか縁遠いものだと感じていたけど自分もいつかこんな恋愛をするのだろうか
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