【俺ガイル】さよならメモリーズ
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13: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2020/09/08(火) 21:31:33.20 ID:REk/3TwAO
平塚先生が言わんとしていたことによって、自分の隠したい何かをさらけ出されたような気分だった。

俺の心は未だ、あの学校の片隅にある、ちっぽけな教室の中に取り残されたまま。

あの日俺を突き動かした情熱も、あの日何かを捨て去った後悔も、あるいは見落としていた何かも、あの場所で封印されたように眠っている。

人生は取り返しがつかない。

いくら悔やんだって、失ったものは取り戻せない。

それなのに、まだ俺は。

「はぁ……」

思わずため息が漏れた。せっかくの休日なのに俺は何をしている? こんなことならいつも通り家でマッカン片手にアニメでも見ていればよかった。

「……どっか行くか」

このまま帰るのはどうにも気が進まない。この感覚を持って家に帰っても何も晴れない。

行くにしても、どこへ?


1.千葉駅方面(雪乃ルートへ)
2.散歩(結衣ルートへ)
3.総武高(いろはルートへ)


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