【ミリマス】琴葉は過度なスキンシップ行為を訴えたい!
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26: ◆Xz5sQ/W/66[sagesaga]
2020/09/07(月) 21:56:19.32 ID:V525dxyZ0

「やっぱり、近過ぎるって思うんです」


琴葉が静かに言い放った。

同時に右手が掲げられた。

桃子が眩しさで反射的に薄目になって、俺は無言でただただ眺めていた。


「こと……は……?」


嗚呼、何という事だろうか?

そこには定規が光っていた。

鈍く、重く、冷たく鋭く、息苦しいまでの銀色をして。

そこには定規が光っていた! 楽に一メートルは計れてしまいそうな、メタリックな光沢眩い長尺が!


「どうして?」


琴葉が呟いた。


「どうして!?」


俺と桃子だって同時に驚いた。


「どうしてプロデューサーは桃子ちゃんを……膝の上に乗せたまま仕事をしてるんですか?」

「それは座らせてくれって、桃子が!」

「っていうか、琴葉さんもドコから――それ、定規で何したいの!?」


現場は阿鼻叫喚である。

実に凄惨で混乱の空気感が、決して広くはない劇場の事務室を掌握せんと渦巻いていた。


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