13: ◆hAKnaa5i0.
2020/09/06(日) 23:48:07.77 ID:vlfO7GIN0
(昨夜・黒崎邸)
千夜「お茶が入りました。お嬢様」スッ
コポコポコポ...カチャ
千夜「今日はレッスンがハードでしたので甘い香りのものを。ストロベリーティです」
ちとせ「ありがとう。ん、いい香り〜♪」
クピクピ...
ちとせ「…美味しい」プゥ
千夜「お口に合って何よりです。橘さんからいただいたとちおとめを乾燥して作ったものですよ」
ちとせ「ふぅん。上手に作ったんだね」
千夜「ええ。橘さんにも自信を持ってお裾分けできます」
ちとせ「…」
ちとせ「千夜ちゃんさ」
千夜「?」
ちとせ「いつも私に尽くしてくれて嬉しいんだけど、たまには尽くされる側になってみたいと思わない?」
千夜「思いませんが」
ちとせ「思うよね?」
千夜「思いません」
ちとせ「からの〜?」
千夜「思いません」
ちとせ「…」
千夜「…」
ちとせ「尽くされる側に立ってみないと見えないものってあるんだよ。千夜ちゃん」フゥ
千夜「そうでしょうか?」
ちとせ「例えば、今も私が紅茶の味をお世辞で言ってたらどうするの?」
千夜「お世辞だったのですか」
ちとせ「いや本音だけどね。尽くされる立場になってみたらお世辞か本音か見分けられるようになるかもしれないじゃない」
千夜「…そういうものでしょうか?」
ちとせ「そういうものなの。はいじゃあ決まり! 明日の千夜ちゃんは尽くされる千夜ちゃんね〜♪」ピッ
千夜「…」
千夜「(またお戯れを…まあ、いつもの気まぐれでしょうね)」フゥ
千夜「かしこまりました。具体的にはどのようにいたしましょう」
ちとせ「明日、事務所で一日中これ着けてね♪」
千夜「…ん?」
【おしゃぶり、前かけ】テ-ン
千夜「…」
ちとせ「明日の千夜ちゃんは赤ちゃんになるのよ!」カッ!
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