アイドルと僕
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3:名無しNIPPER[saga]
2020/09/01(火) 22:21:39.84 ID:15qbZIjTO
彼女たちが何者なのかは分からないけれど、そこには確かなパワーを感じた。

ステージ付近の席では、ファンらしき人たちが大きな声でコールしていてる。熱烈なファンがいるようなグループなんだろうか。

一番のサビが終わる頃になると、俺は一人に視線が集中してしまうことに気づいた。

上手の端に立つ、少し小柄な女性だった。ツインテールになっているのは、本家のグループでその立ち位置のメンバーに寄せているからだろうか。

とてつもなくダンスが上手いわけでもなければ、歌も口パクのようではあるけれど、笑顔でそれをこなす彼女はきっとがんばり屋なんだろう。

ぼーっとその子を眺めていると、一曲目を聞き終えてしまった。


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