【ラブレコ】〜第1章〜穂乃果「待っててね、雪穂。お姉ちゃんが見つけるから」
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◆wU90jn4ibk
2020/09/01(火) 08:58:13.66 ID:oDG5Ig1P0
亜里沙「ハラショー!これが噂の子供店長」
生徒A「それはそれで驚いたよ」
雪穂「私たちは今日、東京から修学旅行に来た神田女学園のものです」
まなか「そうだったんですか、修学旅行って事は3年生」
まなか「私より1つ上ですね」
生徒B「マジで!?中2で店長とかうちらとは住む世界が違うじゃん」
まなか「うちの父がここのオーナーなんですけど、今は修行で海外に行ってて」
まなか「母がオーナー代理で私が店長としてこのお店を守ってるんです」
雪穂「そうなんだ、私たちより後輩なのに偉いね」
亜里沙「中学生でお店を仕切ってるなんてすごいよ」
雪穂「実は私も実家が和菓子屋やってて」
まなか「和菓子屋さんですか!それもすごいですね」
雪穂「いやいや、こんな広くておしゃれなレストランに比べたらうちのちっぽけな店なんて大した事ないよ」
生徒C「ちょっと雪穂、その言い方じゃお父さんお母さんに失礼だよ!」
生徒B「何十年も前から祖父の代から継がれている老舗なんでしょ?」
雪穂「一応そうだけど」
まなか「長くお店続けてる方がすごいよ、うちなんて7年前にオープンしたばっかりの新店だから」
雪穂「まなかちゃんは将来、このお店を継ごうとか考えてるの?」
まなか「一応見習いとしては、親が生きてるうちはオーナーの権利を譲らないって言われてるんで」
雪穂「私はとりあえず大学まで行って、就職出来なかったらもしもの時は継ごうかな?程度に考えてる」
まなか「でも今はまだ中学生なので、学生としての生活を楽しむことが一番です」
雪穂「そうだね、お互い頑張ろう」
しばらく食べていると
『23』
何やら数字の書かれた謎の紙が落ちてきた
亜里沙「なんか落ちてきた!」
雪穂「何だろう?一体」
生徒B「なんか数字書いてあるけどこれ」
生徒C「他のお客さんもこっち見てるよ」
生徒A「私たちの所だけだから、とりあえず拾ってどっかで捨てよう」
一体何が起きたのかよく分からないけど
中学生の看板娘同士、仲良く会話も弾んで
昼食を食べ終わった後、私たちは次の目的地に向かう
――目的地その3――
『水名区』
ここはかつての城下町で、歴史を感じさせる古い街並みが残る地区。
古くから「水名の女子は格式と伝統を重んじ、歴史と土地に恥じない立派な女子になるよう努めるべき」という風習がある。
・水名美術館で日本刀の鑑賞
生徒A「見てみて!」
雪穂「何?」
生徒A「あそこに貼ってあるポスター、あれさゆさゆじゃん!」
雪穂「さゆさゆ?」
亜里沙「誰?」
生徒B「神浜のご当地アイドル、史乃沙優希だよ」
生徒C「今は全国的に有名なタレントだけど」
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