【ラブレコ】〜第1章〜穂乃果「待っててね、雪穂。お姉ちゃんが見つけるから」
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40: ◆wU90jn4ibk
2020/09/01(火) 09:46:34.44 ID:oDG5Ig1P0
やちよ「不味いって意味では有名ね」

鶴乃「何だとぉ!?」

いろは「それより絢瀬さんってやちよさんと昔何かあったんですか?」

絵里「その件について今話す事じゃないわ」

絵里「人の過去を詮索しちゃダメよ」

いろは「すいません、にしても穂乃果さんがまさか絢瀬さんと繋がっていたなんて」

絵里「あなたこそやちよの仲間だったとはね」

いろは「何か問題ありましたか?」

絵里「いや、別にやちよの仲間だからってあなたを敵視するつもりはないわ」

『3』

いろは「もう3時間しかない!このままじゃ日が暮れちゃいますよ」

やちよ「言っても肝心の大元がどこにあるか分からない事には始まらないわ」

絵里「念のためにさっき、高坂さんのポケットに神田明神のお守りを入れておいたわ」

フェリシア「お守りなんか入れて何の役に立つんだよ?」

絵里「ただのお守りじゃないわ」

絵里「こんな事もあろうかと思って中に小型のGPSを仕掛けておいたのよ」

やちよ「そんなのまるでストーカーじゃない!」

やちよ(私もいろはに同じような事してるから言えた義理じゃないけど)

絵里「さっき穂乃果がマギウスに寝返るような事言ってたけど」

絵里「あの子はたまに人の意見に流されやすい所があるわ」

やちよ「口ではあんな事言ってたけど、本当は家に帰れなくなって学校のみんなにも会えなくなるのが寂しかったんじゃない?」

絵里「演技なのか素で言ってたのか分からないけど、これも私の計算のうちに過ぎないわ」

絵里「穂乃果にとって大切な人を失う以上の不幸はないから、そのためなら自分を犠牲にする覚悟だってあるはず」

いろは「それじゃあ、穂乃果さんを利用した目的って?」

絵里「穂乃果を一旦マギウスの味方に誘導させて、さっきのGPSを頼りに奴らの本拠地を突き止めるための計画よ」

鶴乃「さっすが賢くて可愛いエリーチカ!」

絵里「まあ穂乃果も羽根の連中も鈍感だから気付いてないだろうけど」

絵里「そろそろかな?これを見てみなさい」

現在進行形で位置表示されるGPSの機能を元に
動いていた印がそこで止まる

鶴乃「おっ!止まった」

やちよ「これ以上動く気配は無さそうね」

絵里「おそらくここがウワサの大元となる場所よ」

フェリシア「でかしたぞ!エリ姉ちゃん!」

やちよ「私にはババアって言ってたくせに、学年1つしか変わらない絵里には何でお姉ちゃん呼ばわりなのよ?」

フェリシア「どっちも大人に見えるけど、雰囲気が違うからな」

やちよ「私ってそんなに老けて見えるのかしら?」

いろは「とりあえず目的地も分かった事だし、行きましょう」

絵里「そうよ、のんきにくっちゃべってる時間はないわ」

鶴乃「よーし、参京院教育学園までレッツゴー!」

一同は目的地へ向かう、思ったよりも近くにその学校はあった
都合のいい事に今日は休校日で生徒も職員もいないみたい
おかげで校門は施錠されているが魔法少女の特権とされるジャンプ力を活かして、門を飛び越えて奥へと忍び込む
そして校庭の先には地下水路への入り口が存在している
どうやらそこが先ほどみんなが語っていたウワサの拠点らしい


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