【ラブレコ】〜第1章〜穂乃果「待っててね、雪穂。お姉ちゃんが見つけるから」
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◆wU90jn4ibk
2020/09/01(火) 09:39:45.57 ID:oDG5Ig1P0
フェリシア「マジかよ、オレ魔女だけは許せねえ!」
絵里「とにかくあなたも一緒に連れて行くわ!」
絵里「ウワサの本拠地はおそらく参京区の水徳商店街にあるらしいから」
フェリシア「分かったよ、よろしくな!絵里姉ちゃん」
絵里「私について来なさい、フェリシアちゃん」
私たちは急いで参京の商店街に向かったが
途中でウワサとは関係ない、いつもの魔女と遭遇してしまった
絵里「まったく、こんな時に足止め喰らうなんてついてないわね」
フェリシア「あの野郎…ぜってー許さねえ!」
絵里「ちょっ、フェリシアちゃん?」
フェリシア「まじょぉ…魔女…魔女をぶっ潰す!!」
さっきまで私に懐いてた純粋な子供のような顔は消えて
魔女を目の前にした途端表情が一変した
絵里「気持ちは分かるけど、少し落ち着きなさい!」
フェリシア「うるせえ!ベテランだか何だか知らねえが、神浜の人間でもねえ奴がオレに指図するんじゃねえ!」
フェリシア「ズガッ!ズガガガ!ドッカーン!!」
安全意識が低く、周囲の危険を省みず、倒す事で頭一杯になって
彼女の体よりも大きな鉄製のハンマーで執拗に魔女を攻撃するフェリシアちゃん
力加減を知らないのか、攻撃範囲が敵だけでなく後ろで見守っていた私の顔面にも当たってしまった
無事に倒す事は出来たみたいだけど
フェリシア「おい、大丈夫か?頭からすんげえ血出てんぞ!」
絵里「はぁ…ほんと大胆にやってくれたわね(呆)」
フェリシア「悪い!オレ、魔女見ると親の仇による本能からか頭に血が上って正気を保てねえんだ!」
絵里「私は別にいいわ、魔法少女の攻撃なんてこの7年間で頻繁に受けてきたから、こんなのとっくの昔に慣れてるけど」
絵里「他のか弱い魔法少女の前ではこんな手荒な戦い方はよしなさい!」
フェリシア「ごめん姉ちゃん…本当に悪気はねえんだ」
絵里「まあいいわ、確かにあなたの強さは認めるけど」
フェリシア「お詫びにこのグリーフシードもらってくれよ」
絵里「ご苦労さん」
妹の病気を治した因果で手に入れた固有魔法の治癒能力で頭の怪我は即効で治ったけど
絵里「このまま放っておいたらまた誰かに同じように迷惑かけないか心配だから」
絵里「気が済むまでそばにいてあげるわよ」
フェリシア「もし次魔女出てきたら、代わりに倒してくれよ」
フェリシア「オレ、こういうの不器用だから」
絵里「お安い御用よ、賢い可愛いエリーチカにお任せなさい」
『4』
フェリシア「また落ちてきやがった、一体何なんだよ?」
絵里「とにかく急ぎましょう」
走行しているうちに目的の商店街に着いて、例の水を配っている屋台を探した
フェリシア「あっ、見ろよ!」
絵里「どうしたの?」
フェリシア「オレ、昨日あの水飲んだんだ!」
絵里「通りであなたの前にも紙が落ちてたわけね」
フェリシア「昨日飲んだ水と訳のわからない紙、何か関係あるんじゃねーか?」
フェリシア「ていうかあそこにいるの、昨日のピンクの奴じゃん!」
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