【ラブレコ】〜第1章〜穂乃果「待っててね、雪穂。お姉ちゃんが見つけるから」
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17: ◆wU90jn4ibk
2020/09/01(火) 09:16:30.28 ID:oDG5Ig1P0
穂乃果「すいません、私これでも芸能界とか疎いもんで」

やちよ「このカリスマモデル七海やちよさんを目の前にしてピンと来ないなんて、無知って怖いわね」

穂乃果「とりあえず短い付き合いになるかもしれませんが、よろしくお願いします」

やちよ「よろしく、高坂さん」

こうして私は七海やちよという大きな存在に出会って神浜という街の恐ろしさを身に染みて理解した
七海さんは怖い人だと思ったけど、素直になれないだけで本当はいい人なのかもしれない
性格はどっちかというと絵里ちゃんに近いかな?

やちよ「ところでよかったら私の家に寄っていかない?」

穂乃果「へっ?」

やちよ「実は私の実家は元々寮を経営していたのよ、今は亡き私の祖母がオーナーで以前までは両親が管理していた」

やちよ「その両親も3年前に死んじゃって、自然と私の代が回ってきて今、私がこの「みかづき荘」の世帯主よ」

そんなもう一人の先輩魔法少女と会話しながら徐々に距離を縮めていき
七海さんが三代目オーナーを務める例のシェアハウス「みかづき荘」に到着

やちよ「着いたわよ」

穂乃果「お邪魔します、ここがみかづき荘ですか!すごい広くておしゃれで歴史を感じます」

やちよ「そうかしら、とりあえず適当にくつろいでて」

穂乃果「ありがとうございます!実は私の家も和菓子屋やってて」

やちよ「和菓子屋?」

穂乃果「同じように祖父の代から継がれている老舗の和菓子屋さんで「穂むら」って店なんですけどご存じですか?」

やちよ「それって千代田区にあるあの穂むらの事かしら?」

穂乃果「そうなんです」

やちよ「もちろん行った事あるわよ、あそこの名物と言われている「穂むら饅頭」は絶品よ」

穂乃果「ありがとうございます、何だか照れちゃいます」

やちよ「実は昔、モデルの仕事で秋葉原に行った事があるのよ」

やちよ「バラエティ番組の収録があって、ロケに行った時に秋葉原の飲食店を巡ってグルメの取材をやってたの」

穂乃果「なんか過去にテレビの取材が来たって話、お母さんから聞きました」

穂乃果「あいにく私は外に出かけてて立ち合えなかったんですけど」

やちよ「その時の撮影記念にサイン書いたのよ、今頃あなたのお店にも私のサイン貼ってあるかもしれないわ」

やちよ「家に帰ったら色紙見ておきなさい」

穂乃果「なんか思ったより世の中狭いというか広いというか」

穂乃果「うちの和菓子屋にもいろんなスターが買いに来てくれて、サインを残して、そんな芸能人とバッタリ会って」

穂乃果「今日こうして間近で見られるのが嬉しいです」

やちよ「よかったら雑誌でも読む?私の事もっと知りたければこれでも見ておきなさい」

穂乃果「BiBi?表紙飾ってるなんて、すごいじゃないですか!さすがカリスマモデル」

やちよ「慣れない街に来て疲れてるだろうし少し休んでなさい」

穂乃果「はい、失礼します(ソファで横たわる)」

『23』

突然、目の前に数字が刻まれた謎の紙が落ちてきた

穂乃果「何だろう?この紙」

やちよ「不思議な紙ね….なんだか不吉だけど」

穂乃果「誰がこんなイタズラを?」

やちよ(近所の子供でもこんな悪ふざけはしないし、夏でも施錠はしっかりしてるから明らかに人間ではない)

やちよ(おそらくこれも魔女の仕業?それともウワサ絡みの事件かしら?)

やちよ「とりあえず捨てておきなさい」


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