提督「観光するか」 金剛・瑞鶴・響「はいっ!」 空母棲姫「…………」
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126:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[sage saga]
2024/01/15(月) 11:30:03.28 ID:20NhiBzr0
〜砲台山頂上〜


金剛「Oh……」

響「ここは?」

瑞鶴「え、お墓……?」

提督「そう見えるかもしれんが、明治聖代戦役記念碑だ。簡単に言うと、明治天皇の偉業と東郷平八郎を含む従軍の方々を顕彰していたんだ」

空母棲姫「過去形という事は、何かあったのかしら?」

提督「私も詳しくは知らんが、本来ならば表面に記念碑と文字が打ち付けられていたし、上には金色の鳶が据えられていたそうだぞ」

金剛「今は……何も無いデスね。砲台も片づけられたのデスか?」

提督「いや、ここに砲台が置かれた事なんてない」

響「ん? じゃあ、なぜ砲台山って呼ばれているんだい?」

提督「これも色々あってな。いつぞやにニャロメのラクガキがされた事で地元の人にとってはニャロメの塔と呼ばれていたり、前に行った病院で話した小説に重要な場所として出てきてから砲台山と呼ばれている」

金剛「そのノベルは戦争のお話だったデスか?」

提督「それも違うな。その小説の中では過去に砲台があったとされている山だったからそうなっただけだ。この山の正式な名前は虎尾山だが、小説の中では龍頭山なんて名前にもなっていた」

瑞鶴「へぇ。虎の尾から龍の頭にしたのね」

空母棲姫「ところで、ここに何か? 見たところ草木が生い茂っているだけなのだけれど」

提督「実を言うと何も無い。強いて言うならば……私が鎮守府を任される前はよくここへ来ていたというだけの話だ」

提督「なぜだろうな。その小説が原因かもしれんが、ここは特別な場所だと思える。……町の喧騒も遠くなって落ち着くのもあるのだろう」

???「また、ここで小説を書きたいなぁ」

瑞鶴「へぇ……………………って、今の誰!?」バッ

響「? どうかしたのかい瑞鶴さん?」

瑞鶴「え、今の聞こえなかった!? ゆ、幽霊!?」ビクビク

提督「まあ、色々な想いが置かれていっている場所だ。何かしら聴こえる事もあるだろう」

……………………
…………
……


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