中野攻「墓碑のような夜のビルの前に花束が」 【亜人SS】
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◆8zklXZsAwY
[saga]
2020/08/16(日) 22:18:26.78 ID:FGITa5EtO
投票所は小さな公民館で冷房が効いて涼しかった。受付の人に投票所入場券を渡して本人確認が済んでから投票用紙を渡された。ツルツルしていて手触りが良かった。こんな紙は生まれて初めて触った。おお、すげーなって感じだ。
記載台には候補者の名前が書いてある紙が貼られていて、おれはその中からどの人の名前を書くか少し迷い、おれは亜人だしそれに他の亜人のためになる人がいいよなと考え、亜人の権利を主張しているところの名前を書いた。おれの書いた字は下手くそでこれでほんとに投票できるのかとすこし不安になった。二つ折りにした投票用紙を投票箱に入れた。おつかれさまでした、と投票箱の前にいた人が言った。
おれは公民館から出て、むっとした空気を浴びた。もう夕方だったけど、まだ暑かった。花買ってから飯を食いに行くか、でも花屋どこにあるかわかんねえな、先に飯食うかな。そんなことを考えながら、おれは歩き出した。
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