武内P「魔神が生まれた日」
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18: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/08/11(火) 04:19:13.87 ID:OyIzvWrPO
※ ※ ※



コンコン


武内P「どうぞ」

卯月「失礼します、プロデューサーさん」

武内P「島村さん、何かありましたか?」

卯月「いえ、その……昨日と一昨日の事を謝りたいと思いまして」

武内P「そ、その件でしたら私の方も謝らなければいけませんね」

卯月「いえ、プロデューサーさんは悪くなんかありません! 文香さんと幸子ちゃんがプロデューサーさんと楽しそうにしているのを見て、面白そうだからとマネした私が悪いんです」

武内P「そういう事だったのですね。私とコミュニケーションを取ろうとしてくれた事は嬉しく思います」

武内P「ですが鷺沢さんとは鷺沢さんとのコミュニケーションが、輿水さんとは輿水さんとのコミュニケーションがあり、島村さんとは違う形になると思います。他の方をマネる必要はありません」

武内P「……それに輿水さんのコミュニケーションは問題があるので、今度注意しようと思っています」

卯月「あ、アハハハ。それと実は気になることがあったので、それの確認にも来たんです」

武内P「気になること? いったい何でしょうか?」

卯月「一昨日の事なんですけど……」

武内P「ええ」

卯月「私のお腹に熱くて硬いモノが当たっていたんですけど、それって何だったんだろうって気になって」

武内P「」

卯月「最初はそんなモノ無かったのに、後から私とプロデューサーさんの間に現れたから不思議だったんです。プロデューサーさんはそれが何なのかわかりませんか?」

武内P「す、すみません……」

卯月「そっかぁ。プロデューサーさんもわからないんですね」

武内P「その……すみませんというのはそういう意味ではなく……」

卯月「実は昨日の事でも確認したい事があるんです」

武内P「え?」

卯月「幸子ちゃんがエルブルス山? それに活火山や噴火とか言ってましたけど、それはどういう意味だったんでしょうか。何かの暗喩だとは思うんですけど」

武内P「すみません……すみません……すみません」

卯月「え!? そんな、わからないからって謝らないでくださいプロデューサーさん!」

武内P「そういう意味では……」

卯月「ん〜、でも困りました。あれは何だったんだろうかと考える度に感触を思い出して、何だかお腹の周りが熱くなっちゃうんですよね」

武内P「〜〜〜〜〜っっっ」

卯月「じゃあ他の年上の人に――時子様に訊いてみます」クルッ

武内P「ま、待ってください!!!」

卯月「え?」

武内P「その……どうか他の人に訊くのは止めてください」

卯月「……あの、プロデューサーさん。もしかして心当たりがあるんですか?」

武内P「え、ええ。実は」

卯月「でも答えにくい事なんですね?」

武内P「……はい」


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