武内P「魔神が生まれた日」
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13: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/08/11(火) 04:14:50.49 ID:OyIzvWrPO
――翌日



卯月「はぁ……私ったら二日連続で何て事しちゃったんだろう。プロデューサーさんをあんな目に遭わせちゃって」

卯月「それにプロデューサーさんの前で、プロデューサーさんは私のモノだなんて言っちゃって……うう、恥ずかしい」

卯月(そういえばカワイイ成分を供給しすぎた事で、プロデューサーさんに何が起きたんでしょう? エルブルス山? それに活火山、噴火とも言ってましたけど……この前私がプロデューサーさんに抱きついた時に、お腹に当たっていたあの熱くて硬い感触と関係があるのかな?)

卯月(幸子ちゃんはプロデューサーさんの膝の上で丸くなっていたから、あの熱くて硬い感触に触れてしまって、それで慌てたのかな? いいなあ……)

卯月(なんでしょう? あの時の感触と、私と幸子ちゃんに挟まれて顔が真っ赤になったぎこちない表情のプロデューサーさんを思い返すと、おへその周りが段々熱く――)

卯月「だ、ダメダメ! ただでさえ二日連続でプロデューサーさんに迷惑をかけているのに、こんな事まで考えるだなんて!」

卯月「私……悪い子になっちゃったのかなあ」

卯月「とにかく……この二日間の事をプロデューサーさんに謝らないと」



――

――――

――――――――



卯月(あれからプロデューサーさんを見つけることができたんですけど……)

武内P「あの……神崎さん?」

蘭子「むすー」

武内P「体調が悪いのですか?」

蘭子「ふーんだっ」

武内P「か、神崎さん……?」

卯月(声を掛けられる雰囲気じゃなかったので、離れたところから様子を見ています)

卯月(それにしてもどうしたんだろう蘭子ちゃん? プロデューサーさんにあんなに冷たい態度をとるだなんて。プロデューサーさんが動揺しているのが、離れていても見て取れて……ハァ、ハァ。CPの中で一番無邪気に懐いてくれていた蘭子ちゃんの冷たい態度に、不安と恐怖であんなに動揺しちゃって……わ、私が慰めてあげないと――じゃなくて!?)ヘゴ、ヘゴ

武内P(ん、どこからか物音が……?)

蘭子「……我が友よ」

武内P「は、はい!」

蘭子「――否」

武内P「え?」

蘭子「我が下僕よ!」



ガタンッ


蘭子「ふぇ?」

武内P「……ッ!?」グラ〜リ


ドシーン!


蘭子「わわ、わわわわわわわわ!?」

卯月(ショックでよろめいて……尻餅をついちゃった!?)

武内P(下僕……友ではなく……私は神崎さんに失望されてしまった……ッ!!)





神崎蘭子
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