魔王と魔法使いと失われた記憶
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687: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/15(火) 19:03:38.67 ID:CRgXx40Z0


これが何だかは、正確には分からない。でも、多分……ファリスさんの答えなんだ。
根拠はないけど、なぜかそう思えた。


エストラーダ候の身体が、白い石に変わっていく。そして、端から砂となって、砕けていった。

彼は、穏やかに笑った。


「……そうか。ありがとう……」


それが、エストラーダ候の、最期の言葉だった。





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