魔王と魔法使いと失われた記憶
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668: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/10(木) 23:19:16.96 ID:6QjOvduJO
「プルミエール、これは……ファリスが持っていたアミュレットの欠片か?」

「え?」

「今すぐそれに『追憶(リコール)』をかけろっ!!物にかけた場合、手にした者にその『物の記憶』を思い出させる効果があったはずだっっ!!」

「で、でも、なんでっ!?」

「エストラーダを正気に戻すためだっっ!!ファリスが死んだ夜のことを、『思い出させろ』っ!!」

「でも、そんな時間なんて」

「俺が何とかするっっ!!!いいからやれっっ!!!」

プルミエールが、戸惑いながら詠唱を始めた。修練の結果、こいつの魔力もかなり向上している。1分足らずで、詠唱は終わるはずだ。
だが、1分という時間をアヴァロンが許すはずもない。


だから、そのための「加速」だ。


俺はプルミエールの頭に手を乗せる。そして、「10倍速」を発動した。
マナの残量からして、「音速剣」を1度撃つのが限界だ。だが、これくらいしかもう思い付かない。


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